有原航平が3回KO、澤柳亮太郎は緊急降板…ソフトバンクの9連戦は波乱の幕開け 小久保監督は8月急変の右腕に「修正してもらって」
◆ソフトバンク6―13楽天(10日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクの真夏の9連戦が思わぬ形の大敗でスタートした。リーグトップ10勝を挙げている有原が、日本球界復帰後最短の3回6失点で今季5敗目。投手陣が全て今季ワーストの17被安打、4被弾、13失点と楽天打線につかまった。 ■復帰へ豪快スイングを披露する柳田悠岐【動画】 「これだけ早くマウンドを降りてしまい、チームにも中継ぎにも本当に申し訳ない」。主戦格の有原が早期降板を強いられた。初回、鈴木大に先制2ランを献上。2回も小深田の2ランなどで3点を失うと、3回にも1点を追加された。5回を投げきれなかったのは移籍後初めてだった。 7月の月間MVPに輝いた右腕が、8月に入り急変している。3日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)は7回6失点。2試合連続の大量失点を喫した。「全体的に思ったところにいっていないのでああいう結果になってしまう。前回もそうだけど、大量失点になってしまうので反省しないといけない」と話した。 長いイニングを期待される有原が早々にマウンドを降り、9連戦の初戦からリリーフを5投手起用。2番手のルーキー澤柳は右肘の異変で緊急降板した。小久保監督は「(有原は)経験のある投手なので修正してもらって。当然、次の登板もあるので」と期待を込めた。首位独走を支えてきた投手陣にとっても9連戦は正念場となりそうだ。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社