借金まみれ芸人に学ぶ「すぐ使える人たらし術」
巨額の借金を背負い、金融機関に24時間追われておかしくなる寸前の思いをした芸人、スパローズ・大和。ギリギリの苦境の中で編みだした、人から好かれ、大金を借りるだけの人望と魅力を効率よく得られるコツを著書『君には知人から100万借りられる人望があるか? クズ道(ちょいズル人生術) 人心の一手先を読んで、甘えられる&守られる人になる』から一部抜粋・編集してお届けする。 学校でも職場でも、本来の勉強や仕事以上に、人間関係で苦労している人は多いことだろう。でも、ぼくのように“借金まみれのクズ”として生きていくなら、人間関係は回避できない。なぜならタダ酒を飲ませてもらったり、お金を借りたりしないといけないから、相手に好かれないといけないからだ。
実はクズなやつほど、人間関係をスムーズに進める技術を持っている。 逆に、長年マジメで通ってきた人、優等生でやってきた人ほど、人を頼ることができず、苦しい人生を歩んでいるのではないか。 本稿では、そんな、自分で人生を生きづらくしているマジメな方々に、人生がぱっとラクで楽しくなる技術について、“下から目線”でさくっとお届けしよう。ぼくはこうしたテクニックの積み重ねで、知人から今でも百万円を余裕で借りられる人望を築いたのだ。
■会話とは、相手が言われたいことを探すゲームだ! ぼくは常々、「会話とは“相手を笑顔にする”ゲーム」だと思っている。相手を喜ばせるには「相手が喜ぶことを探す」ことが大事である。 どうすれば「相手が喜ぶこと」を探せるのか? 答えは簡単だ。 「相手が何を好きか」知ること。 相手を観察していれば、「相手が好きなものは何か?」――それがおのずとわかってくる。 たとえば、先輩芸人キャイ~ンのウドさんは、相方の天野さんが大好きだ。だから天野さんのことを話せばウドさんは喜ぶ。
「この前、天野さんと□□□に行きました」「天野さんと△△△食べました」「天野さんが○○○って言ってました」――それだけでウドさんは喜び、興奮する。 逆に天野さんの場合。天野さんには、かわいがっている後輩がいる。みなさん、絶対に知らないと思うが「カピパラ」という芸人だ。 元ボクサーで整体師の資格も持っている。芸人より整体のほうがほぼ本業になっているが、天野さんはこのカピパラをしごくかわいがっている。