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被害599件10億円超 カード盗は大幅増 前年比112件減 千葉県内上半期

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千葉日報オンライン

 千葉県内の今年上半期(1~6月)の特殊詐欺(電話de詐欺)認知件数は599件で、前年同期比で112件減ったことが県警のまとめで分かった。被害総額は1億4670万円減の10億1520万円で、ある捜査幹部は県民の防犯意識の向上が被害の減少につながったと指摘。ただ、警察官などを名乗ってキャッシュカードを封筒に入れさせ、隙を見て別の封筒とすり替えるキャッシュカード詐欺盗は大幅に増加しており警戒が必要だ。  県警捜査2課によると、599件のうち、類型別では、警察官や銀行協会職員をかたり「口座が悪用されている」などとして暗証番号を聞き出し、キャッシュカードや通帳をだまし取る預貯金詐欺が180件と全体の約30%を占め最多。引き出し額は2億2420万円に上った。  次に多かったのはキャッシュカード詐欺盗で168件。前年同期比40件増と全10類型の中で唯一、目立って増加している。被害額は2940万円増の2億930万円。偽の封筒が手元に残るため、被害発覚が遅れやすく、詐欺グループにとっては現金を手にするまでの時間稼ぎになることから増えている類型という。  親族などを装ってうその電話をし、金をだまし取るオレオレ詐欺は3番目に多く、164件で3億5千万円の被害。還付金詐欺(42件、6710万円)や架空料金請求詐欺(31件、1億3580万円)の被害も依然として多発している。  県警は口座譲り渡しなどの助長犯を含め、特殊詐欺への関与が疑われる138人を摘発。一方、金融機関や親族による声掛けなどで459件、2億5700万円余りの被害を未然に防いだという。  新型コロナウイルスの感染拡大で、県民への注意喚起の機会が限られる中、認知件数と被害総額が共に減少した上半期。犯行グループの活動にどのような影響があったかは不明だが、ある捜査幹部は「前より通報が容易に入ってくる。(対策が)周知された結果ではないか」とみており、引き続き不審な電話などへの警戒を呼び掛けている。

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