台湾南部で地震相次ぐ 気象署「今後3日間はM4.5以上の余震に注意」
(台北中央社)22日午後6時45分から23日午前2時45分にかけて、南部・台南市内を震源とする地震が15回発生した。中央気象署(気象庁)は、今後3日間はマグニチュード(M)4.5以上の余震が起きる可能性があるとして注意を呼びかけている。 台南では16日から断続的に地震が観測されていた。同署によれば、最大震度は22日午後8時40分に起きたM5.4の地震により台南市佳里で観測した震度5弱。同署地震観測センターの林祖慰技正(上級技師)は、フィリピン海プレートとユーラシアプレートがぶつかってエネルギーが台湾西部に押し寄せ、地盤がもろい場所で地震活動が起きたとの見解を示した。 また台南地方では1991年にも同様の地震活動が起きたとし、M5以上の地震の回数は多くはないものの、時折発生するとした。 今回の地震の影響で、台湾鉄路(台鉄)と台湾高速鉄道(高鉄)では22日、一部区間で速度を落として運行した。 (余暁涵/編集:齊藤啓介)