日向坂46富田鈴花・高橋未来虹が明かす、自身のポジション&4人の卒業メンバーへの思い
■4人同時の卒業発表 卒業までに舞台『あゆみ』をみんなで観たい
――今回のシングルでは、一期生の加藤史帆さん、東村芽依さん、二期生の丹生明里さん、濱岸ひよりさんが4人同時に卒業するという驚きの発表がありました。このことを聞いたときにはどう思いましたか。 富田:一期生さんと私たち二期生は、ひらがなけやき(けやき坂46)から始まって、改名もあって、グループの歴史の中でも密度の濃い時期を共に過ごしてきたので、本当に家族以上の存在でした。だから発表から時間が経っても寂しい気持ちが大きくて。これまでの卒業ではそのメンバー1人の幸せを願うばかりでしたけど、4人同時となると、ひらがなけやきと日向坂の思い出が蘇ってきて、本当にすてきなものだったんだなと改めて感じています。 高橋:先輩の卒業も何度か経験してきて、まさか4人同時っていうのは想像していなかったんですけど、シングルごとに卒業発表を覚悟しているところはあります。 アイドルのオーディションを受ける理由はさまざまだと思うんですけど、三期生はみんな坂道グループが大好きで入ってきた子しかいなくて。だからこそ先輩たちがご卒業されていって、自分たちが引っ張っていかなきゃいけない立場になることに不安もあります。でもまずは長い間、アイドルとして活動されてきた4人に心からお疲れさまでしたと伝えたいですし、寂しい気持ちも大きいですけど、お別れの瞬間は日向坂らしく、温かく背中を押せたらと思っています。 ――卒業発表はありましたが、まだしばらく一緒に活動する期間はあります。4人が卒業するまでにやっておきたいことはありますか。 高橋:全員がそろった状態で、できるだけ多くのステージに立ちたいです。私は加入してから、コロナでなかなか活動できなかったり、休業されるメンバーもいたりして、全員がそろうライブがいかに貴重か、そのありがたみを知ったんです。だから、みんながいるうちにステージを重ねて、私たちとファンの皆さんとの思い出をたくさん残せていけたらなと思っています。 富田:私は舞台『あゆみ』をみんなで観たいです。これずっと言ってるんですけど、何かの企画で、出演した全員でもう1回観たいっていう願いがあります。思い出を振り返って、すてきだったなって終わりたいんです。笑える思い出話もたくさんあるので、爆笑する姿を皆さんと共有できたらなんて思ってます。 ――たびたび話題にも上がっていた『日向坂で会いましょう』の企画で。 富田:やりたいですけど、できるかな。 高橋:私も観たい! 富田:大爆笑だと思います。お腹抱えて笑っちゃう(笑)。 ――実現できたら、若林さんのリアクションが楽しみですね。「舞台『あゆみ』どうなってんだよ!」と。 富田:若林さんにも、ついに観ていただきたいです(笑)。 (取材・文:堀タツヤ 写真:山田健史)