金メダル獲得を見据えて始動するバスケ女子日本代表、キャプテンの高田真希「合宿ができることに感謝」
東京オリンピックのメンバー入りを懸け、21名が競争
文=佐保めぐみ 写真=野口岳彦 バスケットボール女子日本代表は現在、来年開催予定の東京オリンピックに向けた強化合宿を行っている。 通常ならメディアに向けた公開練習を行うところが、新型コロナウイルスの感染予防対策のため、今回はオンラインによる会見が行われた。女子日本代表が強化合宿を行うのは2月にベルギーで開催された東京オリンピック予選(OQT)以来となる。 指揮官のトム・ホーバスは「みんなの顔を見れてすごくうれしかった」と笑顔を見せ、合宿の雰囲気をこう語る。「今回は若い選手もいて、みんなのエネルギーがすごいです。今回はトライアウトなので、みんな頑張って勝負しています」 もちろん、新型コロナウイルスはないに越したことはないが、こうなってしまった以上、この期間をプラスに変えなければいけない。ホーバスヘッドコーチは「プラスもあるけど、マイナスもある」と言う。「プラスは代表チームは集まっていなかったけど、リーグ戦を2カ月やっていたのでチームはバラバラだけど練習ができていました。アメリカは体育館があまり使えなくて、他の国もほとんど練習できていなかったと思う。選手のコンディショニングと気持ちがすごく必要だからそこは良かった。でも、私は代表のヘッドコーチですから、本当はたくさん練習したかったけど、そこは仕方がないですね」 高田真希も「久しぶりの代表合宿ですが、シーズン中にこうやって集まる機会はなかなかなかったのですごく新鮮です」と感想を語る。「久しぶりに集まって、こうやって合宿ができることに感謝しています。短い期間ですが、こういう機会もそう何回もないと思うので、新しい選手を含めて全員がやるべきことに集中してやっていきたい。みんな気を引き締めて練習していて、練習中もすごく集中していると感じます」 今回の合宿には21名の選手が参加し、新戦力も多い。東京オリンピックでの金メダル獲得を目標に掲げている日本代表の最終メンバー入りを懸けた熾烈な戦いが再びスタートした。 第1次強化合宿メンバー 高田真希(C /デンソーアイリス) 渡嘉敷来夢(PF /ENEOSサンフラワーズ) 小菅由香(PF /三菱電機コアラーズ) 内野智香英(SG/富士通レッドウェーブ) 町田瑠唯(PG/富士通レッドウェーブ) 宮澤夕貴(SF/ENEOSサンフラワーズ) 谷村里佳(PF/日立ハイテククーガーズ) 本橋菜子(PG/東京羽田ヴィッキーズ) 三好南穂(PG/トヨタ自動車アンテロープス) 長岡萌映子(PF/トヨタ自動車アンテロープス) 北村悠貴(SG/日立ハイテククーガーズ) 根本葉瑠乃(SG/三菱電機コアラーズ) 馬瓜エブリン(SF/トヨタ自動車アンテロープス) 小池遥(PG/シャンソン化粧品シャンソンVマジック) 宮崎早織(PG/ENEOSサンフラワーズ) 佐藤奈々美(SF/日立ハイテククーガーズ) 水野妃奈乃(SG/シャンソン化粧品シャンソンVマジック) 赤穂ひまわり(SG/デンソーアイリス) オコエ桃仁花(PF/富士通レッドウェーブ) 梅木千夏(PG/アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス) 東藤なな子(SG/トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
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