iPhoneをバックアップしないとどうなるか。オススメ設定も紹介
近年、生活必需品になってきたiPhoneなどのスマートフォン。 2020年には世帯保有率90%弱まで伸びてきており、大半の家庭にスマートフォンがある状況です。 【図表】情報通信機器の世帯保有率を見る そのため、スマートフォンの中に入っている情報の重要性も増しています。 ある日突然iPhoneが水没したり、壊れたりした時にバックアップがないと仕事に影響が出る方も多いのではないでしょうか。 今回は2011年頃からスマートフォン(Android・iPhone共に)を日常的に使っている筆者から、「バックアップを取らないと起きること」についてお伝えします。
iPhoneなどでバックアップしない人の末路
スマートフォンが登場した2010年頃は、完全なバックアップを取るためにパソコンが必須でした。 実際、私自身もパソコン版のiTunesを使ってiPhoneのバックアップを取っていたものです。 しかし、近年はiCloudの容量が十分に大きくなり、パソコンを使わなくてもiPhoneとインターネット接続環境があれば完全なバックアップを取れるようになっています。 しかも、iPhoneの工場出荷時の設定では、iCloudを利用する前提になっているので、通常は特に何も考えずに設定すれば、iCloudにiPhoneのバックアップが取られています。 しかし、あえてiCloudを利用せず、パソコンでバックアップも取っていない状態でiPhoneを壊したり、水没させたりするとどうなるのでしょうか。 簡単にまとめると、iPhoneを壊す前に入れていたアプリや設定を取り戻すことができなくなるので、すべて最初からやり直しになってしまいます。 会社から端末を貸与されている方の場合は、設定のやり直しだけでなく、始末書を書かざるを得ないかもしれません。 近年のiPhoneはストレージが128GB~と大容量になっています。 目安として、容量を特に消費する写真・動画・音楽・ゲームアプリであっても下記くらいの規模ですので、アプリ1本のみで膨大なストレージ容量を全て消費するケースは少ないでしょう。 ・写真・動画:5GB~ ・音楽:10GB~ ・ゲームアプリ:2~3GB/本 また、通常スマートフォンアプリは用途に合わせて複数使うのが基本のため、どんなに少なくても5個くらいはアプリが入っているのではないでしょうか。 複数のアプリの設定を全て覚えて手人力で再現するのは難しいでしょうし、連絡先を全て覚えることも現実的とはいい難いでしょう。 バックアップを取らないことによるこのような手間は、デバイスを壊した時だけではなく、新しい機種に買い替えた(機種変更)時にも同じようにかかります。 つまり、iPhoneをバックアップしない人の末路とは「トラブルがあるたびに時間を無駄にしてしまう」ということなのです。