上野動物園、リーリーに発情兆候 シンシンと同居へ
上野動物園は4日、公式HPでジャイアントパンダのシンシン(メス)に、発情の兆候が認められたため、リーリー(オス)との同居準備を始めたと発表した。 公式HPによると、リーリーについて「21年2月23日ごろから尿中ホルモンの値の変化が表れはじめ、2月24日ごろから放飼場において、マーキングの回数が増え、2月26日夜間から、体の一部を冷やすようなようすが見られました」と様子を説明。 そして「尿中ホルモン代謝物の値の上昇や発情に関わる行動が発現したことなどを総合的に検討し、発情のピークが近づいていると判断しました」としている。 今後はリーリーが交配可能な状況と判断された場合、シンシンとの同居を数日の間に複数回実施する予定。 ジャイアントパンダの繁殖期は一般的に年1回、おおむね2月から5月にやってくるという。 リーリーとシンシンの間には17年6月に待望のメスの赤ちゃん、シャンシャンが誕生しているが、今年5月末には中国に返還される予定。