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日向坂46潮紗理菜×齊藤京子×佐々木美玲、「無駄じゃなかった」ひらがなけやき時代:インタビュー

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 勢いを増すアイドルグループ、日向坂46の初となるドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』が全国公開となった。もともとの上映予定は今年3月27日。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、実に4カ月以上の時を経ての本作の上映決定は、多くのファン同様、当事者である彼女たち自身にとっても、この上ない喜びとなったに違いない。  このドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』の公開を記念して、日向坂46メンバーの潮紗理菜、齊藤京子、佐々木美玲に話を聞いた。昨年2月にそれまでのけやき坂46(ひらがなけやき)の改名を行い、発売初週で47万枚を売り上げた1stシングル「キュン」で華々しくデビュー。暮れには「NHK紅白歌合戦」に初出場するなど、大躍進を遂げた日向坂46。そのデビュー1年目に、本作のカメラは完全密着している。  しかし、自分たちだけの名前を手に入れた改名をきっかけに日々グループの人気が拡大する一方で、その裏側ではメンバーたちはそれぞれに葛藤を抱えていた。3人とも今回の映画の取材を受ける過程でひらがなけやき時代の意味について問い直し、自分たちを見つめ直すいい機会になったと語る。人気実力のみならず、意識としても3年目のデビューとなった彼女たちに、アイドルとしての心境の変化などを聞いた。【取材・撮影=鴇田崇】

意味を問うた「ひらがなけやき」時代

――いよいよ映画が公開ですが、今の心境はいかがでしょうか? 佐々木美玲 いままでライブDVDなどはありましたが、本当のわたしたち、さらに奥まで踏み込んだ密着映像は初めてなんです。わたしも先輩の乃木坂さんのドキュメンタリー映像を観てすごく感動したので、わたしたちの映画も観る人に何かを贈れる映画になるといいなと思いました。 齊藤京子 すごくうれしくて、映画にわたしたち全員が映るということが考えられないですし、観てくださるファンのみなさんの反応も楽しみです!素顔の恥ずかしさもありますが、映画になる喜びのほうが大きいですね。 潮紗理菜 とてもうれしいです。わたしたちのことを最近知った方には知らない情報も多いと思うので、わたしたちが今まで歩いてきた道が映画となってたくさんの方々に観ていただけると思うと、とってもうれしいです! ――ひらがなけやき時代の映像もあると同時に、文字通り日向坂46のデビューの映画となるわけで、この映画が完成したことで、アイドルとしての意識に変化はありましたか? 佐々木美玲 この映画の取材を受けている最中にひらがなけやき時代のことを思い出すようになりました。そのこともよく聞かれましたし、「ひらがなけやきから何を受け継いでいますか?」という質問が多かったので、実はわたしたちにとってひらがなけやきの時代って、何か意味があったのかなとも思うようになったんです。 ――それはどういうことでしょうか? 佐々木美玲 ひらがなけやき時代って無駄だったのかなって。二期生として入っていたらもう少し学生生活も楽しめていたし…と取材中に思ったこともありました。でも仕事がない状態で入った一期生は当時の現状を痛いほど知っているし、その当時知り合いに石の上にも三年とも言われましたが、本当にその言葉がぴったり当てはまる状態になった。こうして言葉で説明する意味はないかもしれないけれど、何かしら絶対に意味があったから、続けていてよかったなって今は改めて思っています。あの日々があったからこそ今が楽しいですし、一期生と出会えたし、無駄じゃなかった。欅坂46さんと過ごした時間も長かったので、考えを改めましたね。 齊藤京子 それは、わたしも同じことを思っていました。本当に先が見えなかったし、何のためにやっているのかなと思っていました。それこそわたしも出来上がった状態で二期生、三期生で入ったほうが…ただ、ただ、無駄だったのかなって思っていたこともありました。でもいまこうしてドキュメンタリー映画の完成を迎えると、ひらがなけやき時代があってよかったなって、強く思いますね。だからこそドキュメンタリー映画として、素晴らしい内容にもなっていると思うんです。 潮紗理菜 先が見えないなか、プライベートの面で犠牲にしたものも少なくはなかったんです。当時は勉学との両立にすごく悩み、先が見えないという葛藤も個人的にはあったのですが、こうしていまを迎えてみると、ここにいまいられてよかったなって思います。もちろん二期生には、二期生にしかないものもあると思うんです。その分、一期生には一期生だけが感じたものや、一期生だけが見ていた景色があったと思います。そういうものが、それぞれにたくさんあるとわたしは思っているので、一期生のみんなと出会ってここまで一緒にやってこれたということだけでも意味があったのかなって、今は思います。 佐々木美玲 わたしの場合、そこまで深く葛藤があったというよりは、こうして取材を受けていく過程で、当時の自分たちに向き合ってそういう考えが出てきたという感じですね。でも、改名して日向坂46になって、いろいろな音楽番組にも出て、今だからこそ意味があったなと思いました。 潮紗理菜 わたしたちも成長して、過去のわたしたちを見られるようになった、ということはありますね。 ――それをファンと一度に、一気に共有できるドキュメンタリー映画があるって、本当に素晴らしいですよね。 佐々木美玲 わたしたちも3年目だから思い出がたくさん増えて、記憶に全部残っているわけではないんですよね。人間だから、消えちゃうものもある。そういう時、今回の映画の予告編だけでも思い出すことが多かった。実際に当事者のわたしでも泣きそうになることがあったので、ハンカチ大切です(笑)。 潮紗理菜 思い出って今から見た昔を思い出すものですが、ドキュメンタリー映画は、その時その時感じたままの言葉、表情が映像につまっているんです。だから、今からじゃ絶対に出ない言葉だったりが、たくさん出てくる。それがドキュメンタリー映画の良さであると思っています。自分が昔どういうことをインタビューで答えていたのかもまったく想像できないので、わたしも客観的に自分たちのグループを観たいなって。 ――特にみなさんは改名されてのドキュメンタリー映画なので、歴代の作品の中でも内容がハードなほうかも知れないですね。 佐々木美玲 でも日向坂は笑顔なんです。だから、最後は笑顔で終わっているかも知れませんよ(笑)。苦しい部分もところどころありましたが、そこはちゃんと日向坂らしく、ハッピーに終われるはず。まだまだ、わたしたちはこれからも突き進んで行くぞ(笑)!

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