琉球ゴールデンキングスがBリーグクラブとして初の欧州国際トーナメントに出場、勝ち星は挙げられずも大きな収穫を得る
桶谷HC「ここまでフィジカルが強く、組織力があるチームと対戦するのは初めて」
琉球ゴールデンキングスが、イタリア・シチリア島で行われた国際トーナメントを2戦2敗で終えた。 琉球が出場したのはシチリア島を本拠地とし、今シーズンよりイタリア1部リーグで戦うトラパニ・シャークスが主催するプレシーズントーナメント。欧州屈指の名門として知られるセルビアのパルチザン・ベオグラード、昨シーズンFIBAチャンピオンズリーグに出場したデルトナ・バスケット、そして琉球が招待された。プレシーズントーナメントではあるが、Bリーグ所属クラブがヨーロッパの国際トーナメントに参戦するのが今回が初めてとなる。 琉球はトーナメント初戦でホームのトラパニと対戦。前半はジャック・クーリー、岸本隆一、新加入のケヴェ・アルマらの得点で接戦を展開するも、第3クォーターで点差を離されると、そのまま背中をとらえることができず69-78で敗北した。続く3位決定戦のデルトナ戦も、16得点9リバウンドのクーリー、3本の3ポイントシュートを沈め11得点を挙げた岸本選手らを筆頭に奮闘を見せたが、序盤に奪われたリードを詰めきれないまま敗れ、4位で大会を終えた。 勝ち星を挙げることはできなかったものの、ヨーロッパのトップクラブとの対戦は得難い経験となったようだ。桶谷大ヘッドコーチは「ここまでフィジカルが強く、組織力があるチームと対戦する機会はありませんでした。両チームのスタイルを参考にさらなる成長につなげたいです」、岸本は「練習で培ってきたものが発揮できた部分と、試合の中で初めて気づいた部分の両方がありました。貴重な経験を得られたと感じています」などとコメントしている。 <試合結果と主要スタッツ> ◆琉球ゴールデンキングス vsトラパニ・シャークス 69(20-23、14-14、16-21、19-20)78 ケヴェ・アルマ16得点6リバウンド、アレックス・カーク15得点4リバウンド、ジャック・クーリー12得点7リバウンド、岸本隆一9得点6アシスト ◆琉球ゴールデンキングス vsデルトナ・バスケット 71(15-21、18-19、17-21、21-19)80 ジャック・クーリー16得点9リバウンド3アシスト、アレックス・カーク14得点11リバウンド、岸本隆一11得点3アシスト
バスケット・カウント編集部