中山美穂さん行きつけ焼肉店の店主が明かす「帰るときはいつも腕を組んで」忘れられない姉妹の姿
「帰るときには、いつも姉妹で楽しそうに腕を組んでいました。だからこそ、亡くなった直後にテレビで流れていた、報道陣が忍さんにコメントを求めるニュースは見られませんでした」 姉が投稿したように、その背中を追いかけ続けた妹は、スターとなった中山美穂さんの1番のファンでもあった。
《“演じたい”と口にすべきか悩みましたが》
忍のSNSには、美穂さんのライブに足を運び、その度にこんな思いを綴っていた。 《やっぱりうちのおねえやんはすごいなぁ、とあらためて感じた名古屋の夜でした》(2019年3月18日投稿) 《ファンの皆さまの前で歌う姉は楽しそうだった、幸せそうだった。歌うことへの情熱を、ずっと胸に抱いていたのを見てきたから、なんだか感無量で泣けてきました。姉が好きな歌を、ずっと歌えますように》(2022年5月21日) 《胸に迫るものがあり、泣いちゃった。周りを見たら、一緒に行った人、みんな泣いてたよ》(2023年6月25日投稿) そして必ず、中山さんのファンに向けた感謝の言葉も忘れなかった。 「2023年に出演したテレビ番組で、忍さんは美穂さんのライブによく行くことを明かしたのですが、ステージ上の姉を熱心に応援する姿があまりも目立ちすぎて、美穂さんから注意されたことを明かしていました。2023年から約30年ぶりに忍さんもコンサートを開催するようになったのですが、それも美穂さんの影響があってのことかもしれません」(前出・スポーツ紙記者) 中山さんが急逝した1週間後の12月12日、葬儀が執り行われた。喪主を務めたのは、忍だった。葬儀に参列した人は、 「いろいろな方に気を遣われていたけど、気丈に振る舞っていた。ものすごくつらいはずなのに、マスコミ向けのコメントも出して、頭の下がる思いです」 と明かす。葬儀を終えた今、大好きだった姉がいないという現実に直面する日々を過ごしているはず。 しかし12月26日、2025年1月から放送されるドラマ『日本一の最低男※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)の公式Xは、美穂さんの代役として、忍が出演することを発表したのだ。忍は、コメントを発表し、 《姉の不在の存在感の大きさに、現実のこととは思えず、ポカンとしてしまう日々を過ごしておりました》 そう直近の様子を明かしたうえで、美穂さんが出演予定だったドラマの行方を気にかけたという。そのうえで、次のように続けた。 《“演じたい”と口にすべきか悩みましたが、最後くらい素直にならなくては後悔すると思い直し、ご相談させていただきました。姉の演じた役を引き継ぐ形で作品に携わることができますことをとても嬉しく思っております》 忍は、憧れだった、自慢の姉だった美穂さんと、これが最初で最後の共演となる――。