日本被団協、プーチン氏に核兵器の危険を警告 平和賞授賞式前に会見
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【12月10日 AFP】今年のノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中煕巳代表委員(92)は9日、ノルウェーの首都オスロで授賞式を前に記者会見し、ロシアに対し、ウクライナ紛争で勝利するために核兵器使用を示唆して威嚇するのをやめるよう求めた。 田中さんは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領について、「核兵器を使うことは人道に反するという抗議の言葉を日本被団協として送ったと記憶している。人間にとってどういう兵器かについて、考えたことも理解したこともないと思っている」と述べた。 プーチン氏は、2022年2月にロシアがウクライナに全面侵攻を開始した直後から核兵器使用をちらつかせてきた。今年11月には、核兵器使用基準を緩和する大統領令に署名した。(c)AFPBB News