松本城の不思議分かった! 国宝天守で探検ツアー
松本城(長野県松本市)にまつわるクイズに挑戦しながら国宝天守を巡る「国宝松本城七不思議親子探検ツアー」が7日、開かれた。小学生と保護者13組28人が城の専門家の案内で天守や月見櫓を見学し、城の歴史や特徴を楽しみながら学んだ。 市教育委員会文化財課城郭整備担当研究専門員らが案内し、参加者は「天守6階のほこらにまつられている神様の名前は?」「天守3階の部屋はどうして暗い?」といった全7問のクイズを解いた。3階は2階の屋根裏部屋に当たり窓もないために暗く、四賀小学校5年生の児童は「3階の秘密とか、今まで知らなかったことが分かって面白かった」と話した。 初めて天守に入った芳川小1年生の児童は急階段に興味津々の様子で「ワクワクした」と笑顔を見せた。児童の父親は「何度も天守に入ったことがあるけれど、専門の方に案内してもらうといろんな発見がある」と関心を寄せていた。 市や関係団体でつくり、城の世界遺産登録に向けた機運醸成を図る「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会が平成24(2012)年度から企画し、人気ツアーとなっている。委員会事務局の清澤明子・市文化振興課長は「市民がお城を守っていく心を次世代に根付かせていきたい」と願っていた。
市民タイムス