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カープOB梵英心が語る交流戦〈vol.2〉「リーグ戦にはなくて、交流戦にあるもの」

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広島アスリートマガジン

 導入時から試合数は減少したとはいえ、いまだリーグ戦の順位に大きな影響を持つ交流戦が導入以来初の中止となった。長年苦しい戦いを強いられ、大きく負け越しているカープにとって、この決定は追い風となるのだろうか? 【写真】交流戦最大の名場面はやっぱり……あの“神ってる”一発  OB・梵英心氏の証言をもとに、なぜカープは交流戦が苦手なのか?という核心迫る本企画。第2回目となる今回はOB・梵英心氏にカープ独自の交流戦事情、そしてカープが交流戦を苦手としていた理由について語ってもらった。 ◆カープ独自の交流戦事情とは  前回は梵英心氏に新人時代初めて交流戦を経験した当時の様子、そして交流戦ならではの思い出を振り返っていった。  今回はカープと交流戦をめぐる問題の核心、“なぜカープは交流戦が苦手だったのか”という点にも触れていく。セ・リーグとパ・リーグの対戦成績を見たときに、あまりにも一方的な差があるように見えるが、ことカープにとっては交流戦に実力を発揮しづらいある事情があった。  それは“移動距離”の問題だ。 「あまり意識されない点かもしれませんが、カープは通常のリーグ戦の遠征は最も遠くても東京です。しかし交流戦の場合は仙台、北海道までその移動が延びることがあります。自覚症状があるほどではありませんでしたが、やはり移動距離が増えるとなると単純に疲れがたまりますからね」  リーグ戦では経験しない慣れない土地への移動、さらにその距離が増えることで、選手たちにも目に見えない疲労がたまり、戦いに立ち遅れていってしまっていたのかもしれない。  一方で慣れない環境、つまり球場の違いについては、そこまで大きな差を感じなかったようだ。 「球場ごとの特徴は多少ありましたが、プレーに支障が出るほどのものではありませんでした。強いて言うなら『ほっともっとフィールド神戸』は天然芝だったので、他とは違う打球がきていました。旧広島市民球場時代は土でしたし、交流戦開幕当時パ・リーグの他の球場は人工芝だったので、守りの面で多少意識するぐらいのものでしたね」  2009年からは守備が難しいとされる天然芝と土のグラウンド・マツダスタジアムを本拠地としていたことも、梵氏にとっては幸いしていたのかもしれない。

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