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CO2排出実質ゼロの住宅群、南ウェールズに建設へ

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The Guardian

【記者:Jillian Ambrose】  二酸化炭素(CO2)の排出量が実質ゼロとなる住宅群の建設が今春、英ウェールズで開始される。ウェールズの自治体ニース・ポート・タルボット議会の許可を受けたもので、世界初の事例の一つとなる。  ウェールズ南部ポンタルダウェに建設予定の35戸の住宅群「パルク・ハダイ」は、800万ポンド(約11億円)規模のプロジェクト。複数の再生可能エネルギー技術を使い、全戸の電力を通年賄えるだけのクリーンな電力を生み出す予定であるため、住人は光熱費が不要となる。  寝室2室、3室、4室の各住宅には、ソーラーパネル、蓄電池、地熱ヒートポンプ、革新的な換気システムなどが設置される。  寒い冬の夜間など、配電網からの電力を必要とする場合は、取り込んだ電力のCO2強度をパルク・ハダイで測定。後日、全体としてCO2排出量を相殺するのに見合う量のクリーン・エネルギーを配電網へ供給する。  気候危機に対応した住宅に特化した建設業者セロ・ホームズ(ウェールズで2年前に創業)によると、パルク・ハダイは、高品質で手ごろな住宅を物価スライド制の長期リースで提供するプロジェクトだ。また、住宅のエネルギー使用とCO2排出量をリアルタイムで追跡し、英国グリーンビルディング協会(UKGBC)による「CO2の排出量実質ゼロ」の定義に合致する初めてのスキームとなる。  UKGBCの政策顧問リチャード・ツイン氏は、「気候変動からの最悪の影響を避ける助けとするために、今後10年で意義ある行動を取ることが非常に重要となる。英国のCO2排出量の約20%は住宅でのエネルギー消費によるものであり、排出量を徹底的に削減するには、遅くとも2030年までにすべての新築住宅をCO2排出量実質ゼロで運営している必要がある」と述べている。【翻訳編集】AFPBB News 「ガーディアン」とは: 1821年創刊。デーリー・テレグラフ、タイムズなどと並ぶ英国を代表する高級朝刊紙。2014年ピュリツァー賞の公益部門金賞を受賞。

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