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【動画付き】かんたん!紙刺繍で自分のための癒しの時間を

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webマガジン mi-mollet

こんにちは。京都で京繍という刺繍の仕事をしております、長艸歩と申します。 先日4歳の娘に「癒されるってどういうこと?」と質問されました。 う~ん、難しいぞ。 「安心するような、心がほっこりするようなことかな」とひとまず。そして「癒されるものは人によって違うの。不思議やろ~」と伝えました。 【動画】紙刺繍で鶴を縫ってみる 考えてみればこの数ヶ月、人と接する頻度が減り勝手に演じていた社会的役割が一時的に遠のいたおかげか(ストレスや不安に対抗するためか)前よりも自分にとっての「癒し」を追い求めるようになりました。  刺繍にも癒しの効果があると思います。まずは「天然素材に触れる喜び」。絹糸のスルスルとした触覚や、絹地に針が通るときの感触も気持ち良いものがあります。 なにも絹糸、絹地に限りません。先日はがきに刺繍してみたのですが、プスプスと針を通す感覚がかなり気持ちよかったです。 リモート期間には肌触りの良いルームウェアがよく売れたそうです。いつも同じタオルを握りしめながら寝る子どももそうですが、触覚によって癒されるひとは多いのかもしれませんね。 「刺繍を鑑賞する」という癒しもあります。  技巧を凝らした手仕事は見ていて飽きないし、ちょっとした小宇宙。刺繍に限らず何かしらの工芸品を手元に置けるって豊かだな、できる範囲でそう暮らしたいとしみじみ思います。 刺繍の着物について父がこんなことをいっていました。「遠くで見たときはまず色が目に入る。少し近づいてきて柄がわかってくる。そばに寄ってきてやっと刺繍がしてあるんや。とわかる。」確かにわずかな立体感や光沢の美しさは近くに寄って初めてわかるもの。もう旅立ってしまった作品を思い返す時など父の本をまじまじ眺めてひとときトリップしています。  あなたにとっての癒しはなんですか?生活様式が変わりそうなこの期に新しい気持ちよさを探すのも一つの手。刺繍することや刺繍作品をみることがもしかして誰かの癒しになれば、と密かに願っています。

長艸 歩

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