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【野球選手の救急対応】ボールが口に当たった時の対処法

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Baseball Geeks

口腔外傷に対するファーストエイド

口腔外傷に対するファーストエイドでは、ボール等が接触した場所によって、「あご(下顎骨)の骨折」、「歯の外傷」、「軟部組織の損傷」に分けることができる(図)。 具体的には「あご(下顎骨)の骨折」が疑われるような変形や強い痛みがある場合には、速やかに口腔外科などの専門診療科への搬送が必要となり、「歯の外傷」が疑われる場合では、歯の損傷状況を確認し、破折および脱臼した歯を適切な方法で保存して口腔外科や歯科を受診させる。 さらに「軟部組織の損傷」がある場合には、口腔内の洗浄と止血(圧迫止血)をし、出血が止まらないもしくは痛みが強い場合は速やかに口腔外科を受診させる。

〇口腔外傷状況に合わせた医療機関受診 ■あごや顔面の骨折  変形・痛みがある → 口腔外科受診 ■歯の外傷  歯の損傷がある → 歯の保存 → 歯科医院受信 ■軟部組織の損傷  出血がある → 洗浄・止血 → 口腔外科受診 歯の外傷は大きく分けて、歯が欠けたり・抜けてしまった場合と歯が食い込んでしまう場合に分けることができる。歯が欠けたり、抜けてしまった場合には、歯を拾って市販されている保存液もしくは牛乳に歯を浸した状態で速やかに歯科医院に向かうこと求められる。なお、歯を拾う際には、歯の先(歯冠部)を持ち、歯の根元は触らないようにしなければならない。なぜならば、抜けてしまった歯が再植できるかどうかは、歯根に付着している歯根膜細胞が生きていることが条件になるからである(図)。

【歯茎の損傷は直接圧迫で止血を】 歯が食い込んでしまった場合では、軟部組織の損傷を伴うことが多いので、口の中を洗浄するためにうがいをし、清潔なガーゼ(滅菌ガーゼ)を用いて直接圧迫を用いて口腔内の洗浄と止血を行う必要がある(図)。なお、口腔内の感染防止を図るためにもファーストエイド後に速やかに口腔外科を受診することを忘れてならない。

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