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震度速報 8月6日 2時56分 気象庁発表
8月6日2時54分ごろ地震がありました。
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【野球選手の救急対応】ボールが口に当たった時の対処法

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Baseball Geeks

日本スポーツ振興センターが取りまとめている野球現場における高度障害事故を整理してみると、そのほとんどが顔面外傷であり、具体的にはボールやバット、グランド整備用のトンボなどが顔面に当たることで生じている。 なお、平成29年度では高度障害事故の約80%が顔面で生じている1)ことを考えると、野球現場では顔面によるケガに対するファーストエイド対応ができるようにしておくことが望ましいことになる。 そこで、今回は顔面にボールなどが当たったことで生じる口腔外傷に対するファーストエイドについて紹介する。

野球現場における口腔外傷の特徴

野球現場における顔面外傷の部位としては眼周囲、口周囲、鼻周囲に分けられ、13年間での高度障害事例をまとめると、視力・眼球障害など眼周囲が約50%を占める1)。 顔面外傷の1つである口周囲のケガは、医学的には口腔(こうこう)外傷とよばれる。口腔外傷の中でも野球選手に多いケガは歯科外傷であり、22年間におけるスポーツ事故に起因して歯科を受診した記録をまとめた喜屋武ら2)によると、野球選手の外来受診が最も多く(40.3%)、受傷機転ではボールの接触76%、バット12%、転倒8%、衝突4%の順に多いと報告されている。 【対応がやや複雑な歯の外傷】 歯科外傷として代表的な骨折(破折)は「歯冠部(表面に出ている歯)」と「歯根部(表面に出ていない歯茎の中に埋まっている歯)」に分けられ、歯冠部では不完全骨折(歯に亀裂があるがかけてはいない)と完全骨折(歯がかけている状態で出血の有無がある)があり、歯根部では歯冠側の骨折(歯の動揺と痛み)と根尖(こんせん)側骨折(歯の動揺はなし)である。 さらに、歯の根元から歯が脱落する脱臼や不完全な脱落が見られる不完全脱臼、逆に歯が歯茎に食い込んでしまう陥入(かんにゅう)がある(図)。なお、歯科外傷については、ファーストエイド方法によって、歯の再生可能性の有無が変わってくるため、適したファーストエイドが求められる。

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