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『私の家政夫ナギサさん』主題歌あいみょん「裸の心」、メイ=多部未華子に寄り添う楽曲 劇中での効果的な使われ方も

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リアルサウンド

 温かいメロディが心を包みこむ。『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)第1話では、主人公のメイ(多部未華子)が家政夫のナギサ(大森南朋)におんぶされるシーンであいみょんによる主題歌「裸の心」が流れてきた。なんとも印象的な楽曲の使われ方につい、心を揺さぶられ涙がじんわり溢れてくる。  あいみょんは過去にも同枠の火曜ドラマ『Heaven? ~ご苦楽レストラン~』にて主題歌の「真夏の夜の匂いがする」を担当。墓地の中に佇むレストランが舞台のドラマにピッタリの、ミステリアスなAメロからキャッチーなサビへと転換する楽曲で視聴者の心を見事に掴んだ。しかし今回『私の家政夫ナギサさん』では、転じてノスタルジックで温かさに溢れたメロディを展開する。シンプルな骨組みにストレートに響く歌詞、ピアノやハーモニカを中心にした楽器編成はおよそ“今っぽさ”からは離れているような印象を抱かせるが、それでもあいみょんらしい人を惹きつけるサビは健在である。今回は特に、楽曲から毒やトゲの抜けた優しさが強く感じられ、全体的に柔らかい雰囲気だ。ドラマのために書き下ろしたのではなく、2017年からあった楽曲であるとのことだが、不思議とこんな時流にもマッチし、包み込むような愛を感じさせる。多くの人の心を癒し、力を与えるだろう。そんな「裸の心」の歌詞は『私の家政夫ナギサさん』の物語と見事にリンクし、本作の主題をより丁寧に視聴者へと送り届ける。  〈いったいこのままいつまで 1人でいるつもりだろう だんだん自分を憎んだり 誰かを羨んだり〉というフレーズは、いっぱいいっぱいになり苦悩していた、第1話でのメイの気持ちをそのまま表すような歌詞となった。恋愛もしておらず、親や友人からは結婚のことを心配され、仕事でも強力なライバルが現れ苦戦する。そんなメイの胸中を代弁するかのように楽曲が流れ始める。そして泣いていたメイはナギサにおんぶされて寝室へと行き、母親にしてもらうかのように布団をかけてもらう。ナギサの去り際、メイが「行かないで、お母さん」と寝言のようにつぶやくと、歌詞はメイの気持ちに寄り添うように〈いつかいつかと 言い聞かせながら 今日まで沢山愛してきた そして今も〉というフレーズに差し掛かる。疲労困憊のメイが、母親に対してマザーコンプレックスを抱えていることを感じさせるシーンだ。そしてナギサと手を繋いだまま、サビの〈この恋が実りますように 少しだけ少しだけ そう思わせて〉と続く。

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