再三トヨタゴール前に迫ったＢＬ東京（奥）だったが、最後の詰めでトヨタ防御を敗れなかった。

◇29日　ラグビー・リーグワン1部第4節　BL東京23―33トヨタ（東京・駒沢陸上競技場） 　BL東京（旧東芝）は23―33でトヨタに敗れた。これでBL東京は2勝2敗、トヨタは3勝1敗となった。 　　　　　◇ 　前節のBR東京（旧リコー）戦が中止となり、仕切り直しとなったホームの開幕戦を飾れなかったBL東京のブラックアダー・ヘッドコーチは「いろんな感情がある」と唇をかんだ。「良いプレーもあったけれど、トライを取り切れない場面が4回はあった」。一度はトライをアナウンスされながら、ビデオ判定でトライを取り消されたのが2度、モールを押しながらインゴールで抑えきれなかったのが2度。チャンスは多かったが、リーチ・マイケル（33）を負傷で、ワーナー・ディアンズ（19）を出場停止で欠いたFWが決めきれず、反則も多発した。 　「ラインアウトの時も円陣を組んでから臨んだりしたけれど、かえって相手に考える時間を与えてしまった。もっとクイックで攻めても良かった」と共同主将のFW徳永祥尭（29）。次節は2月5日、同じ駒沢での静岡（旧ヤマハ発動機）戦。「今日学んだことを生かす」とブラックアダー・ヘッドコーチは静かに言った。