断続的に雪 富山市中心部17センチ積もる
強い冬型の気圧配置が続き、10日の富山県内は午前8時ごろまで全域に大雪警報が出され、その後も断続的に雪が降った。午後5時現在の積雪量は富山市猪谷76センチ、富山市中心部17センチ、高岡市伏木18センチ。最低気温は上市町で氷点下3・4度、富山市八尾で氷点下2・8度、朝日町で氷点下1・9度などと全域で0度を下回る冬日となり、6地点で今季最低を記録した。 県警によると、県内で10日午後4時までの24時間に256件のスリップ事故が起き、23人が軽傷を負った。朝日町は全3小中学校で始業時間を2時間遅らせた。物流各社は配送遅れが発生したと発表した。 JR高山線で特急ひだ3本が運休、約150人に影響した。富山空港発着便は羽田行き1便が欠航した。 北陸自動車道では米原ジャンクション(JCT)―敦賀インターチェンジ(IC)間が一時通行止めとなった。新潟市内の上り線が未明から昼ごろまで通行止めとなり、約100台が一時滞留した。9日夕から富山、石川県境区間で通行止めとなっていた国道359号は、10日午前10時に通行止めが解除された。 ●次第に冬型緩む 11日は曇り 富山地方気象台によると、11日は冬型の気圧配置が次第に緩み、曇りの見込み。朝まで雪が降り、明け方まで雷を伴う所がある。