120人以上のスタッフが対象に…『Bulletstorm』『Outriders』手掛けたPeople Can Flyがチーム規模を大幅に縮小
デベロッパーPeople Can FlyのCEOであるSebastian Wojciechowski氏は、同社の大幅な規模縮小と再編を発表しました。 【画像全3枚】
チーム再編やプロジェクト中止も…120人以上が影響を受ける
ポーランドのワルシャワを本拠地とするPeople Can Flyは『Painkiller』『Bulletstorm』『Outriders』などの作品で知られるデベロッパーで、2024年には『Bulletstorm VR』をリリースしています。
これまでにもEpic Gamesからの独立や、Phosphor Studiosの買収などによるスタジオ規模の拡大などを行ってきており、いくつかの新作AAAプロジェクトも開発が進行していました。
今回の組織再編を受け、進行中だった『Project Victoria』の開発は中止、『Project Bifrost』の開発チームは規模が縮小という判断が下されています。
また、プロジェクト開発チームだけでなくPeople Can Flyのサポートチームも再編が行われるようで、今回の組織再編では社内の120人以上の優秀なスタッフたちが対象となってしまうようです。
成長し続けるビデオゲーム市場と、それに適応しなければいけない現状…
CEOのSebastian Wojciechowski氏は声明のなかで、進化し続けるビデオゲーム市場について言及。外部からの市場の圧力が同社の予想を上回っていたことや、現状に適応するために、このような財政能力に応じた措置が必要だったといいます。
声明では今後、ひとつの独立したゲーム開発に集中することが語られているほか、これまで共に開発を進めてきた、組織再編の影響を受けるスタッフに深い感謝の気持ちが述べられています。対象者へのサポートや、スタジオに残る人々のケアにも取り組んでいるようです。
また、Wojciechowski氏は最後に「このような困難な状況でも、私達の創造性に対する献身は変わらず強いものです。私達の創り出すものを愛するすべての人のために、私達は夢を諦めません。」と締めくくっています。
今回の発表の全文は公式サイトや公式Xにて確認可能です。
Game*Spark kurokami
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