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コロナ失職6万人突破 9月よりヤバイ「12月危機」の猛威…非正規切りさらに加速する

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日刊ゲンダイDIGITAL

 懸念されていた「9月危機」が現実になった。新型コロナウイルスの影響による解雇や雇い止め(見込みを含む)が6万人を突破。厚労省によると、23日時点で6万439人に達したという。そのうち、2万5000人超が非正規労働者。契約更新時期を迎える6月、9月、12月に危惧されてきた失業増が的中した格好で、景気の2番底が危ぶまれる「12月危機」はさらに猛威を振るいそうだ。 「派遣社員としてアパレルメーカーで働いていたんですが、6月末の契約満了で追い出され、それ以来失業中です。失業保険の給付対象ではなかったので、3カ月間の家賃支給を受けられる住居確保給付金でしのぎ、わずかな貯金を取り崩して生活しています。それも、もう限界。派遣会社からは全然連絡がないし、就活したところでロクな仕事がないですよ」(都内で暮らす30代男性)  コロナ関連の失業者は毎月1万人ペースで増加。厚労省のデータは2月から全国の労働局やハローワークを通じて最新状況を集計したものだが、把握できていない事例もあるため、実数はもっと多いとみられる。直近7月の完全失業率は前月比0・1ポイント増の2・9%で、完全失業者は同2万人増の197万人。6カ月連続で増加している。  経済評論家の斎藤満氏はこう言う。 「一律10万円の給付金の経済効果は8月あたりで息切れし、戦後最悪のマイナス成長となった4~6月期に続き、10~12月期もマイナス成長に陥る可能性が高い。一方、4連休は各地で人出が増え、感染者増加リスクが高まっています。多くの企業が経営環境の悪化に不安を抱いていることから、雇用を直撃するのは避けられない。年末に向けて非正規切りは加速するでしょう。正社員も他人事ではありません。残業代はマイナス状況が続いていますし、冬のボーナスは夏以上の大幅カットを覚悟する必要があります」  中小零細イジメのスガノミクスは死屍にむち打つようなものだ。

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