日豪、国民退避で協力確認へ 5日に2プラス2、メルボルンで
日本、オーストラリア両政府は5日、外務・防衛閣僚協議(2プラス2)をメルボルン近郊で開く。第三国で紛争や暴動といった非常事態が起きた際、滞在する両国民を安全に退避させるため、輸送手段の確保で協力する方針を確認する。関係者が4日明らかにした。 非常時の退避を巡っては5月、南太平洋のニューカレドニアで暴動が発生した際に日豪間で協力した経緯がある。オーストラリアなどが派遣した航空機を短期渡航していた邦人が利用し、同国への退避が実現した。こうした事例も踏まえ、両国の国民を優先的に搭乗させる航空機の相互利用などを想定する。 日豪2プラス2は2022年12月以来、今回で11回目。