大阪府咲州庁舎ホテル“財産隠し”裁判、運営会社社長ら2人に有罪判決 知事「1円でも多く回収する」
読売テレビ
大阪府咲洲庁舎に入っていたホテルの社長ら2人が、差し押さえを免れるため財産を隠した罪に問われた裁判で、大阪地裁は10日、2人に有罪判決を言い渡しました。 大阪府咲洲庁舎に入っていた「さきしまコスモタワーホテル」の運営会社の社長、誉田喜博被告(62)ら2人は、賃料を滞納していたことによる差し押さえを免れるために、2600万円余りを別の会社の口座に隠した罪に問われていました。これまでの裁判で誉田被告らは起訴内容を認めていました。 この日の判決で、大阪地裁は「差し押さえという強制執行制度の運用を妨げていて悪質だ」と指摘した一方、「一部を弁済している」などとして、いずれも懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。 大阪府の吉村洋文知事は…。 大阪府・吉村洋文知事 「全額とはいかないですが、非常に大きな金額の回収にもめどがついている。あらゆる法的措置を尽くして、1円でも多く回収する」 また、「ホテルの後任についても速やかに決定したい」としています。