福井市の女子中学生殺人事件 再審は来年3月に初公判 即日結審へ
FBC福井放送
再審 裁判のやり直しが決まった38年前の福井市の女子中学生殺人事件で、再審は来年3月に初公判が開かれ、即日結審する見通しです。 11日は、名古屋高裁金沢支部で、裁判官と検察官それに弁護人で裁判の進め方やスケジュールを話し合う「三者協議」が行われました。 38年前の福井市の女子中学生殺人事件をめぐっては、殺人の罪で服役した前川彰司さんの再審請求に対し、名古屋高裁金沢支部が、有罪の根拠とされた関係者の目撃証言について「ウソの供述に沿う、ほかの関係者の供述が形成された疑いが払拭出来ない」などとして、再審開始を認めました。 これに対し、検察側も異議申し立てをせず、再審・裁判のやり直しが確定したものです。 弁護側によりますと、三者協議で検察側は、新たな証拠を提出しない方針を明らかにしました。 初公判は来年3月に開かれ、即日結審する見通しで、前川さんの早期の再審無罪の公算が大きくなっています。