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<新幹線長崎ルート>「フル想定し議論進める」 自民佐賀県議団が方向性

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佐賀新聞

 自民党佐賀県議団は20日、総会を開き、九州新幹線長崎ルートの新鳥栖-武雄温泉間について「フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)開発など在来線の利用を模索しつつ、フル規格で整備した場合を想定して議論を進める」とする今後の方向性を取りまとめた。国土交通省やJR九州、与党に対し、財政負担や在来線の問題で県の判断材料を引き出していく姿勢を示した。  総会は非公開で、関係者によると、長崎ルートに関する県議団のプロジェクトチーム(PT)が「フル規格で整備した場合を想定して議論を進める」との案を諮ったが、「フル規格にかじを切ったように受け止められる」との反発があり、「在来線の利用を模索しつつ」の一文を加える形になった。  自民県連の活動方針は「整備方針の在り方について議論を進める」との表記にとどまっていた。今回、「フル規格を想定」としたことで、県連内からは「一歩踏み込んだ」との見方がある一方、「曖昧な書きぶりだ」との声もある。  終了後、中倉政義県議団会長は「フルありき、フル前提ではなく、解決すべき課題の多いフルを想定して議論する意図だ。結果的にフルは受け入れられない可能性もある」と説明した。「県が条件闘争できない立場も理解できるので、県議団として関係者に対し、財源や在来線の問題でしっかり条件闘争していく」と強調した。  総会では、PTが県内20市町の首長から整備方式について意見聴取した結果が報告された。誰の発言かは伏せた。中倉会長によると「在来線がどうなっていくか心配だ」「判断するための情報が足りない」「議論を進めてほしい」「道路網も整備してほしい」などの意見があり、フル規格の賛否に踏み込んだ意見は少なかったという。(栗林賢)

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