有望な日本人NCAAプレーヤーの豪快なダンクで街行く人の足を止めた “LOVE GAME 2024” by go parkey
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── アートコート完成後、地域住民などにどのように受け入れられていますか? 利用者から「コートが使いやすくなった」「グリップが効いて滑らなくなった」「雨で濡れたあとも乾きやすくなった」「競技線が引かれてテンションが上がった」「ゴミが捨てられなくなった」という声が届いています。特にゴミに関しては、イベントとして拾うものではなく、コートへのLOVEで各自が自然と拾うべきものです。何よりも、アートでテンションが上がるというポジティブなフィードバックはたくさん届いています。 課題点としては、日本ではまだまだ屋外バスケコートが多機能で使われているのが現状です。フードイベントや他スポーツなどの利用で、コートが傷つくのではないかと心配する声も地域の方々から頂いています。逆に言えば、コートに帰属意識が生まれ、大事に思ってくれる人が増えている表れです。屋外コートに対し、社会からのリスペクトレベルが上がっていると感じています。だから、あまりナーバスにならずに、アートコートをキッカケに様々な人々につながってもらいたいです。 ── アートコートのこだわりポイントは? go parkeyのアートコートを見て、リノベーションプロジェクトの依頼が少しずつ増えて来ました。他方、go parkeyがバスケと同じくガチで取り組んでいる ”アート” の側面は、まだまだ理解が足りていないように感じています。昨今、作家不明の単にカラフルなパターンが施されたコートも散見されるからです。美化されるコートが増える波及効果は狙い通りであり、素晴らしいことです。しかし、オリジナルの表現をすることに命をかけているアーティストたちがデザインした美術館レベルの “ガチ” アートは、やはり見たときの体感度が違います。そこがgo parkeyのこだわりです。 正しく楽しく。これをライトエナジーと僕たちは呼んでいます。今回のJSLや素晴らしい未来へ向かう選手たちとのコラボが実現したように、自分たちが信じるストーリーを突き進めていけば、どこかで同じエナジーやLOVEを理解できる人と自然と繋がっていけると確信し、それが活動の場を広げてくれます。現状に満足せず、アートやバスケ、そして子どもたちと誠実に向き合いながら、常に正しいと思うこと。それらをオープンかつ高いレベルで実現して、未来の子どもたちに最高の環境と機会を提供し続けたいです。 オリジナルの表現や生き方を突きつめ続けるアーティストたちの作品は尊く、本当に美しいです。キッズにはそんなライトエナジーを放つコート上でアートと一体となって自由に楽しくバスケをして、自分だけの道を生きるインスピレーションや勇気を受けとってほしいと願っています。
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