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【特集】新型コロナで休校中に10代の妊娠相談急増 そして今…中絶を選択する少女も

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読売テレビ

「高校生も付き合えばセックスするのが当然という風潮になってしまっている」危惧する助産師

「全然間違った行為なんですが、ラップをしたら避妊になると生徒が言っていました」(40代の高校教諭) 「まわりの友達も大丈夫だし、そんな簡単に子どもはできないだろうなと思っていました」(中絶を経験した女性(23)) 性について、大人が教えることを躊躇していても、インターネット上には、性に関する情報が溢れている。 「高校生でもそういうことをしていいんだよという映像が日常的に流れているんです。付き合えばセックスするのが当然という風潮になってしまっている」(マナ助産院 永原郁子さん) 私たちが知らない間に、誤った知識を身につけてしまう10代に性のこと、誰が、どう、教えたらいいのだろうか。

新型コロナで休校中 10代の妊娠相談急増…見えてきたのは“性の知識の不足”

神戸市北区にあるマナ助産院。助産師の永原郁子さんは、これまで2162人のいのちの誕生に向き合ってきた。さらに、おととしからは、妊娠や育児に悩む女性がいつでも駆け込める「小さないのちのドア」という相談窓口も開いている。 助産院の正面玄関から少し離れた場所に、人目に付きにくいような形で小さないのちのドアの入り口がある。ドアを開けると、すぐに相談場所になっていて、助産師や保健師たちがいつでも相談に乗ってくれる。これまでは20~30代の相談が多かったというが、今、10代からの相談が急増しているという。新型コロナの影響で3月から学校は休校に。外出自粛が長引く間、「性行為をして妊娠したかもしれない」との相談が相次いでいるのだ。 「彼氏とは4月に入ったぐらいから毎日一緒にいます。性行為も会った時はしていました」(寄せられた10代からの相談) 「やっぱり会えるじゃないですか。今学校が休みに入っているなかで、会えばそういう行為になる感じなので、この環境が作り出していることなのかな」(小さないのちのドア・西尾和子さん) 妊娠の可能性を考え、中学生・高校生の性行為はのぞましくないと考えているが、相談は絶えない。3月以降10代からの相談は、およそ150人。新型コロナの影響でバイトが出来ず、援助交際を始めた…など背景は様々だが、ある課題が見えてきた。 「性の知識がない子が本当に多いですね。排卵日にしなければ大丈夫だと思っている子がいたり、(生理の周期を管理できる)アプリを信頼しきっていて、アプリ通りにしておけば大丈夫と思っている子たちもいて、本当に性教育を受けてきていないというか」(小さないのちのドア・西尾和子さん) 「どこまで話をするのか。行き過ぎた知識を身につけさせたらよくないとか、そういう声もあると思うんです」(高校教諭の長谷川さん(仮名・40代)) 兵庫県内の高校教諭、長谷川さん(仮名・40代)は、生徒たちに知識を教える難しさに直面する一方、今の10代との関わりから、ある“別の問題”も感じている。 「認められたいという気持ち、愛されたいという気持ち、つながっていたいという気持ちがすごく10代の子は、強くて。特に女の子は強いと思うんです。性行為をして愛を確かめたい、つながっていたい、自分という存在を確かめたいという気持ちがあるんじゃないかなと思います。性行為をすることと妊娠するかもしれないということを切り離して考えることは出来ないと思うんですけど、それを切り離して考えてしまっている」(高校教諭の長谷川さん(仮名・40代)) 永原さんたちは、これまで小中学校を中心に、性といのちについての講演を続けてきたが、新型コロナの影響で、活動は中止に。そこで、新たな発信を始めようと準備を進めている。 「何かしなとと思った時、今この時代だからYoutubeで私たちのメッセージをあげていく」(小さないのちのドア・永原郁子さん) 「妊娠検査薬の使い方」や「コンドームの避妊率」についてなど、10代が知りたい、でも学校では教えられないような情報を盛り込む。

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