13位後退の平田憲聖、自己採点は「0点」賞金王へラスト1日「自分で納得できる形で」
<国内男子ツアー:日本シリーズJTカップ>◇第3日◇30日◇東京よみうりCC(7002ヤード、パー70)◇賞金総額1億3000万円(優勝4000万円) 賞金ランキングトップのの平田憲聖(24=ELECOM)は3バーディー、5ボギーの72で回り、通算イーブンパーの13位に後退した。仮に最終日もこの順位で変わらなかった場合、賞金王は金谷に逆転されることになる。 ◇ ◇ ◇ 平田の表情は険しかった。10位から13位に後退したこの日のプレーについて「0点」と自己採点。3パットをたたいた13番パー4から3連続ボギーを喫した。「ちょっとのミスでスコアを落とした。自分の中ではいつも通りという感じなんだけれど、一瞬の中で普段と違う感情があった。良いショットや良いパットをなかなか打てなかった」と悔しがった。 今季は前週までの23試合すべてで予選通過。その抜群の安定感を、この日は発揮できなかった。それでも自身初の賞金王に向けて、気持ちを切り替える。賞金ランキング年間のツアースケジュールに予定された全試合(今季は24試合、海外メジャーのぞく)に出場し、予選通過率100%で賞金王となれば、史上初の快挙となる。「明日で1年間が終わる。良いことも悪いこともあったが、最後は自分で納得できる形で、良い1日にしたい」。今年最後のラウンドで、全力を尽くす。