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雲仙・普賢岳火砕流から29年 火山灰から身を守るための術とは?

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ウェザーニュース

 今日6月3日(水)雲仙・普賢岳火砕流から29年を迎えます。ちょうど29年前の今日、活動が活発化した雲仙・普賢岳から噴出した火砕流が避難勧告地域に流れ込み、43人もの死者・行方不明者が出る大惨事となりました。  この雲仙・普賢岳の噴火では、これまであまり知られていなかった火砕流の恐ろしさや、長期に渡る避難など様々な課題を突きつけられました。

火山噴火は様々な現象を引き起こす

 火山が噴火すると、それに伴っていくつもの危険な現象が起こることもあります。  1.溶岩の流出  溶岩が通るとその高い温度によって建物や道路、田畑等は全て焼失します。  2.噴石  噴石は噴火によって火口からふき飛ばされた岩石などの噴出物のことで、火口から数キロメートル離れた場所まで飛ばされることもあり、広い範囲で被害を与えます。  3.火砕流  火砕流は高温の火山灰や岩石、火山ガス、空気、水蒸気が一体となって山を流れ下りるものです。その速さは時速数十キロメートルから数百キロメートルで、その流れの先にいた場合、避けることは不可能だといわれています。 4.土石流  土石流は岩石や土砂、倒された樹木、火山灰などが水と一緒になって流れ下りるもので、時速数十キロメートルの速さで進み、かなり離れたところまで流れていくため危険です。雨や雪解け水などによって誘発されることも多いため、火山活動がおさまってきていても、大雨の際は発生の可能性が高くなります。

火山灰から身を守るために

 それでは、今後あなたのエリアの近くで火山が噴火した場合、噴出物や土石流に対する避難行動が必要になりますが、事前にどのような準備をすればよいのでしょうか。  1.ヘルメット  ヘルメットは滑落や落石によるダメージを軽減し、噴石から頭部を守るために必要です。  2.濡れタオル  濡れタオルを口にあてることで、火山ガスや火山灰の侵入を抑えることが出来ます。  3.懐中電灯  噴煙で太陽の光が遮られ、外は真っ暗になります。懐中電灯やヘッドランプの準備が必要です。  4.リュックサック  噴石対策としてリュックサックが活躍します。いざという時は盾としても効果があります。  気象庁や自治体から、各火山の避難警戒レベルに応じた警戒エリアが公表されています。火山の近くにいる場合は警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応もまとめていますので、ハザードマップと合わせて事前に確認するようにしてください。

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