プロ初優勝を目指す杉浦悠太のセッティング。「不動の14本、僕のゴルフの基準です」
昨年プロ転向して、ルーキーとして国内ツアーに出場中、ここまで出場試合すべて予選を通過して、トップ10以内が5度と安定したゴルフを見せている。アマチュア時代からミズノのアイアンを愛用し、プロ入り後はミズノブランドアンバサダーを務める。杉浦悠太に現在のクラブセッティングについて聞いた。 【写真】杉浦悠太の最新セッティングはこちら
替えないのがこだわり
話を聞いたのは6月の日本ゴルフツアー選手権森ビルカップの練習日、クラブについて聞くと、「セッティングは去年からまったく変わっていません。JPXのアイアンセットは新しいですが、まったく同じモデルで同じスペックのまま新しく組んでいただいたから。使い続けている年数は3番ウッドやユーティリティと一緒です」
同じモデルを使い続けるのは、気に入っていることと、もうひとつ理由がある。「このクラブたちが自分に合っているのはわかっているので、振った感覚と出ている球を見れば、ショットの調子や体のコンディションの良し悪しに気付くことができるんです。だから今は、クラブをいじらないことがこだわりかもしれません。最初の設定からライ角も変えていません、むしろ〝スタンダード〟な設定がベストで、クラブが僕のゴルフの基準になってくれるのがいいんです」
1本ずつ見ていくと、唯一調整の痕のあるのがドライバー。キャロウェイのパラダイム♢♢♢Sの8.5度ロフトをネック調整で9.5度に寝かせているが、ライ角は〝N(ニュートラル)〟ポジションのまま。シャフトは昨年から変わらずスピーダー757エボリューションⅦ。
3WからPWの10本は契約するミズノ。2セット目になるJPX923TOURアイアンは特にお気に入りで、「どの番手も、構えた時の顔がビシッと決まります。打感の良さ、操作感の良さも最高です」と本人。アイアン系シャフトはすべてダイナミックゴールドのX100に統一している。
2本のボーケイウェッジについては、「スピン性能の安定感が抜群で、ボーケイをずっと使っています」。昨年のSM9から後継版のSM10へ更新しているが、52度はFグラインド、58度はMグラインドのままで、ソール形状に変更なし。 今シーズンの最高位は関西オープンの2位。不動の14本でプロとしての初優勝が目標だ。
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