24日(月)から太平洋側で雨か雪 南岸低気圧の進路によっては平地でも雪に
24日(月)から25日(火)にかけて、日本の南を低気圧が東へ進む見込み。九州から関東の太平洋側では雨や雪が降り、標⾼の⾼い所や内陸部ではまとまった雪になる可能性も。低気圧の進路によっては、平地でも雪に。最新の気象情報を確認して、早めに雪への備えを。
24日(月)~25日(火)は南岸低気圧の動向に注意
24日(月)から25日(火)にかけて、日本の南を低気圧が東へ進む見込みです。九州から関東にかけての太平洋側は、雨や雪の降る所が多いでしょう。低気圧の進路によっては、標高の高い所や内陸部では雪の量が増え、平地でも雪の降る可能性があります。 低気圧の進路や降水域の広がりについて、まだ予想に幅があり、今のところ、近畿や東海、関東の平地では雨が中心となっています。ただ、低気圧の進路や上空の寒気の強さによって、予報が大きく変わることがあります。最新の気象情報を確認して、早めに雪への備えをなさってください。
関東でも雪になる可能性
特に、関東の天気は、日本の南を進む低気圧、いわゆる「南岸低気圧」の進路次第で、大きく変わります。パターンは3つ、挙げられます。 ①南岸低気圧が八丈島の北を進む場合、関東には低気圧の降水域がかかり、暖かい空気も流れ込みます。そのため降るものが雪ではなく、雨になりやすいのです。 ②南岸低気圧が八丈島の少し南を進む場合、関東には降水域がかかる一方、北から冷たい空気を引き込みます。そのため雪が降りやすく、時には大雪になるのです。 ③南岸低気圧が八丈島の南を進む場合、降水域そのものが、関東の陸地まで届かず、雪も雨も降らないことが多くなります。ただ、冷たい空気が南下するため、関東では、雲が広がりやすくなるのです。 南岸低気圧の進路と八丈島の位置関係は、関東の雪を予報する目安の一つではありますが、決め手はこれだけではありません。関東で大雪になるかどうかは、低気圧の発達度合い、進む速度、気温の低下、湿った空気の流れ込みなどで変わります。(①のように雨でも、降り方が強まると、周囲の空気が冷やされて雪に変わることもあります。) 24日(月)から25日(火)にかけて、低気圧の進路によって、関東の平地では、雨になるか雪になるか、予報が大きく変わる可能性があります。最新の気象情報を確認してください。