東京都医師会が緊急会見 「GoTo一時中断を」(全文2完)感染急増なんとしても防ぎたい
菅総理へGo To中断を申し入れる考えはあるのか
横田:フリーの横田一ですけども、菅総理へGo Toキャンペーンの中断について官邸に申し入れ、あるいは意見交換の場をお願いするお考えはあるんでしょうか。それに関連してGo Toキャンペーン中断で観光業界への打撃があるといわれて政府はなかなか中断しないと思うんですが、観光業界への救済策は直接現金を給付するとか、ほかにやり方があると思うんですが、その辺についてどうお考えなのかということと、あと小池知事が以前は菅官房長時代はGo Toキャンペーンについてはっきりものを申してたと思うのですが、最近はちょっと弱腰というか、ものを言わなくなった姿勢についてどうご覧になっているか、3点お伺いしたいんですけども。 尾崎:いずれの質問もちょっと医師会の会長に聞くのには、私の権限を逸脱している質問だと思っていますが、菅首相にいろいろお願いをするというのは、基本的には日本医師会の役割だと思いますから、日本医師会が、例えば中川会長が必要あるということになれば、そういうこともお考えいただけるのではないかと思います。 例えばそのときに、今、北海道と東京がかなり、やはり爆発的な状態になっているので、例えば中川会長が一緒に来いというのなら、それは私も同席する可能性はあるかもしれませんが、基本的には日本医師会が考えることだと思います。
政治的な意図はまったくない
それから、やはり飲食店に対する、例えば休業をして、その分、例えばGo Toキャンペーンのあまり恩恵を被っていないようなお店もたくさんあると思いますから、そういうところに補助金、補償するというような考えももちろんあると思いますが、それも、私ども医師の団体が考えるものではないと思います。これはやっぱり政治が考えるべきものだと思います。それから、各知事がやはり皆さん、悪く言いますと第1波、第2波のときに比べて発言が皆さん非常に穏やかになっておりますから、それはそういう共通項がなんかあるんだろうなと思いますけども、それについても私どもがとやかく言う話ではありません。 私どもはあくまで医療が逼迫して、医療崩壊につながるようなことに、しつこく言いますが、今の非常に激増した状態で、1カ月後には1000人を超えるような予測ができるような状態で、なんとかこれを食い止めなければ大変なことになるというお話をしているだけです。そのために、やはりそういった人の移動が、今、往来が激しくなっている状態を一度止めたほうがいいのではないかという話をしているだけでございます。ですからそこに、例えばそういった政治的な意図はまったくございません。以上です。 天木:はい。では次の人、そちらですね。