最後まで攻め立て7人が得点!千葉東が9-1で柏の葉に快勝【選手権千葉予選】
第101回全国高校サッカー選手権千葉予選の1次トーナメント2回戦が6月25日に行われ、千葉東と柏の葉が対戦。千葉東が9-1で勝利を収めた。 【フォトギャラリー】千葉東 vs 柏の葉 キャプテンでCBの10有馬光(2年)を軸とした5バックの守備ブロックを形成したのは柏の葉だ。両SBのDF3木野羚央(1年)とFW11石井浩太(1年)が運動量豊富に上下動を繰り返して攻守に厚みを加える。そしてボールを奪えば、登録メンバー中唯一の3年生であり最前線のCFを務めるFW9吉田幸広(3年)が相手ディフェンスラインの背後を鋭く狙った。 しかし8分に相手MF24山田遼社(2年)に先制点を奪われると、13分に背後から来たボールを見事にボレーで合わせたMF11那須潤(3年)に追加点を許す。さらに40分にはPKを献上し、これをMF8中西康人(3年)に決められた。 それでも柏の葉は40+2分、FW7山本遼太郎(1年)のゴールで1点を返して試合を折り返した。 しかし千葉東の攻撃の手は後半も緩まなかった。
千葉東は56分にFW18川幡多聞(2年)のゴールで4点目を奪うと、59分には右サイドのMF10相内馨太(3年)から上がったクロスにMF中西が合わせて5点目(中西はこの日2点目)。 さらに35分、37分と立て続けに途中出場のMF16谷口琉(3年)が右サイドを駆け上がりゴール。さらにリードを広げた。 気温計は36度を指していた。いつも以上にスタミナが削られる猛暑だったが、それでも千葉東は攻め続けた。 「最後までやるぞ!集中切らすな!!」「まだだぞ!声出そうぜ!!」 そうした鼓舞の声が、チーム内のあちこちで挙がる。 そして80+2分にMF6栗山拓巳(3年)が8点目を挙げると、80+4分には右サイドのクロスからMF9木村颯太(3年)が頭で合わせて9点目。 多彩な攻撃から、途中出場も含めて実に7人が得点。まさに快勝を収めた千葉東は次戦へと駒を進めた。 (文・写真=多田哲平)