調布・奥深大寺で防災体験イベント かまどベンチで豚汁調理実演も
防災イベント「奥深大寺防災パーク 楽しく学ぶ防災体験」が9月22日、奥深大寺エリアの商業施設「ブランチ調布」(調布市深大寺東町7)で開催される。(調布経済新聞) 【写真】「奥深大寺防災パーク 楽しく学ぶ防災体験」で豚汁を作る「かまとベンチ」 ブランチ調布の運営協議会「F-Harmony(エフハーモニー)」が主催する同イベント。同施設は調布市と大和リースによる公民連携事業として計画され、地域のコミュニティーを育む空間を目指し、商業と公共を複合した新しいスタイルの施設として2022年4月にオープンした。同協議会は調布市、大和リース、地域団体、入居テナントなどで構成され、マルシェイベント「まちのハレの日」、野外映画イベント「ねぶくろシネマ」、出張児童館、親子料理教室など、さまざまなイベントを開いている。 同施設には防災設備を完備し、開業当初から防災イベントを開くことを構想。イベントの企画・運営は、同協議会のメンバーで、「まちをリデザインする」事業を手がける「パッチワークス」(深大寺元町)が担当。同社では、調布駅と三鷹駅から離れた住宅地が広がる地域を「奥深大寺」と名付け、まちの魅力を発信するウェブサイト「奥深(オクジン)」も運営している。 イベントでは親子で楽しく防災を学んでもらうことをテーマに、「水消火器で的当てゲーム」「ジャッキアップでぬいぐるみ救出体験」「土のうを運ぶタイムトライアル」などの体験企画を多く用意。施設の防災設備の見学ツアー、防災設備の一つ「かまどベンチ」を使った豚汁の調理実演なども企画。「実際にやってみること、見てみることに重きを置いた」と同社代表の薩川良弥さんは話す。併せて、消防車両の展示、全問正解でアルファ米を進呈する防災クイズも行う。 薩川さんは「親子で一緒に楽しんでもらい、『防災について学べた』と言ってもらえたらうれしい。すぐ近くには三鷹市の防災公園があるので、今後、連携したイベントなども企画できれば」と話す。 開催時間は10時~14時。入場無料。
みんなの経済新聞ネットワーク