新年を前に平和祈念像「浄め」ほこりを拭き取る
QAB 琉球朝日放送
糸満市の平和祈念堂では、年越しを前に祈念像のほこりを払う「浄め」の行事が行われました。沖縄平和祈念堂にある平和祈念像は、20万人を超える沖縄戦の戦没者を追悼し、平和への願いを込めて1978年に建てられました。 毎年、6月23日の「慰霊の日」の前と年末の年2回、ほこりを拭き取る「浄め」の作業が行われていて沖縄平和祈念堂の職員や那覇中学校の生徒ら20人あまりが参加しました。 参加者は、黙とうをしたあと台座や像の頭などにたまったほこりを布で丁寧に拭き取ったり、漆が劣化していないかなどを確認したりしていました。 参加した中学生は「心も浄められました。今回参加できてよかったと思っています」と話しました。 沖縄平和祈念堂の職員は「少しでも早く戦争が無くなってくれたらいいかなと思いながら(来年戦後)80周年ということで沖縄も同じような悲惨なことがないように祈っています」と話しました。 沖縄平和祈念堂では、2024年の大みそかから元旦にかけておこなわれる「摩文仁・火と鐘のまつり」が5年ぶりに開催する予定です。
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