「こんなはずじゃなかったのにと涙が止まらず」妊婦高血圧症候群と診断され緊急帝王切開をした西方凌「産後は上の子のチックも始まって」
お笑い芸人・木村祐一さんと結婚した西方凌さんは、不妊治療を経て姉弟を授かりました。2人目の出産時には、妊婦高血圧症候群と診断されて緊急帝王切開になり、産後は「娘にチックが出たこともあったし、幼稚園でトラブルが多くて尾ひれ背びれがついたり、噂が広がったりすることもあった」と振り返ります。(全4回中の3回) 【写真】「かわいすぎる」西方さん夫婦の新婚時代のプリクラ公開(全11枚)
■「キンキンに冷えた分娩台で震えたままお産を」 ── 2人目のお子さんの産前産後について聞かせてください。
西方さん:1人目を妊娠するときは「あなたを守るメンバーを作りたい!」と言って夫には治療に協力してもらったのですが、2人目のときもまた口説き文句を並べました。「今度はあなたを守るメンバーを増やしたい!」とか「娘も『弟か妹がほしい』って言ってたよ」とか「一緒に遊べるきょうだいがいたほうが親もラクらしいよ」とか(笑)。彼も賛成してくれたので、凍結していた受精卵を戻して2人目を妊娠しました。 妊娠中は、つわりがひどかったものの大きなトラブルや体重増加もなく、超優良妊婦だったんです。でも、予定日直前に妊婦高血圧症候群になって、その日のうちに緊急帝王切開になりました。
── 詳しく聞かせていただけますか? 西方さん:予定日の2日前だったかな。母が来てくれていたので「今日も産まれる気配がないね~」と言いながらふたりでテレビを見ていたら突然、頭が痛くなり、だんだん気持ち悪くなってきて。一瞬、父のくも膜下出血がよぎりました。頭痛が強くなってきたことを母に伝えると、すぐ夫に電話をかけてくれて。隣に住む方が婦人科の先生なので、夫がお隣さんを連れてきてくれて診てもらったところ、「血圧がすごく上がっているから今すぐ病院に行ったほうがいい」と勧められました。病院に駆け込んだときには血圧が180近くまで上がっていたので、「今すぐ産みましょう」と言われて。意識がもうろうとするなか、バタバタと出産準備に入りました。