ソフィア・コッポラが化粧品ブランドと初コラボ 「愛用するリップバームで色付きが欲しかったの」
愛用のリップバームをアレンジ
WWD:コラボした“アウグスティヌス バーダー×ソフィア・コッポラ ティントリップバーム”もそれらを踏襲したのか。
ソフィア:既存の“ABリップバーム”(6500円)はお気に入りアイテムで、友人にも勧めてた程なんです。愛用する中で色付きがあったらいいなと思うようになり、バーダー教授に相談したところ賛同してくれたんです。色選びを自由に任せてもらえ、私自身がお気に入りだったシアーなディープピンク、夏やビーチで楽しめるレッドコーラル、焦がしたようなアーシープラムの3色に決めました。この3色さえあればあらゆるシーンに対応できます。化粧品のクリエイティビティーにかかわれたのもうれしかったですね。
WWD:化粧品ブランドとの協業は初めてだったが満足度の高い商品を作れた。
ソフィア:しっかりメイクするのではなく、ナチュラルな見え方でほんのり色付くものが欲しかったんです。市場にあるリップバームやリップティントは、匂いやべたつきが強く感じるものが多かったですが、それを解消したものを目指しました。自然な見え方で保湿力も高く自信作が誕生しました。鏡を見なくても気軽に塗れる点も気に入っています。
WWD:開発する上で苦労した点は。
ソフィア:私の最新映画「プリシラ」の制作が落ち着いたタイミングだったので、モノ作りの過程が楽しめました。実際に大変なことはなく色出しやパッケージのサンプル選びなどもスムーズに進みました。映画とは異なり自分が制作するのではなく、自分が希望したものが出来上がりそれを試作できるのは楽しかったですね。普段関わりのない人たちとのコラボレーションは非常に刺激になり、良い経験でした。
WWD:今回の経験が今後の制作活動に活かされるかもしれない?
ソフィア:それは分かりませんね(笑)。ただ、クリエイティビティとイノベーションは2つで1つのような形だと思っています。
WWD:“アウグスティヌス バーダー×ソフィア・コッポラ ティントリップバーム”をどんな人に使用してもらいたい?