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DeNA・三嶋一輝 託された9回のマウンドで躍動/中継ぎ投手の戦い

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 チームが非常事態であることを感じさせないのは、この男の奮闘があるからだ。本格的なリリーバーとして3年目を迎え、三嶋一輝の投球は凄味を増している。  昨季、セ・リーグ2位の71試合に登板した影響をまるで感じさせることなく、7月下旬からは絶対的守護神・山崎康晃の不調を受けてクローザーの役割を託された。9回のしびれるマウンドがより一層に躍動感を引き出しているかのように、抜群の安定感を発揮。開幕からなかなか接戦を拾えなかったチームを上向かせている。  今季の三嶋の投球を支えているのがフォークボールだ。リリーフ転向後、投手コーチからの勧めを受け、毎年のようにキャンプでは習得に取り組む姿があった。昨季はスライダーと並び立つほどの武器にはならず、投球全体の約2%にとどまった。これが今季は開幕から15%以上に増え、特に2ストライク後では25%近くに上っている。  初めて抑え役で起用された7月29日の巨人戦(東京ドーム)でも先頭の大城卓三をフォークで空振り三振。二死からの重信にはカーブ、フォーク、フォークと続けて追い込んだ後、153キロのストレートで三振に仕留めている。 「いつもと変わらず、マウンドでベストの投球をすることを考えていた」。プロ8年目で初セーブを記録した三嶋は「一喜一憂せず、任されたところでしっかり結果を残していきたい」と冷静に足元を見つめた。ラミレス監督は「優勝するためには山崎がクローザーでいる必要がある」と話し、山崎はセットアッパーで起用しながら完全復調を待つ方針。それができるのも三嶋への信頼があってこそだ。 写真=小山真司

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