高齢者などの移動支援 県内初の取り組み(福島)
福島放送
県内のSDGsに関する話題をお伝えします。 目標の11番、「住み続けられるまちづくりを」に関連して、福島市で地域の住民が高齢者のタクシー移動を支援する実証実験が始まりました。 福島市大波地区で4日に始まったのは、70歳以上の高齢者と障害者が、乗り合い方式でタクシーを利用して、病院やスーパーに行くことができる実証実験です。 大波地区は高齢化率が5割と市内でも高く、集落が点在していることから、高齢者らの移動手段が課題となっています。 大波地区自治振興協議会の加藤良三会長は「地区の移動手段を確保してあげようっていうのが我々の目的の一つになっています。」と話します。 運行は週に3日で、会員登録が必要。 3日前までに予約をすると、片道500円で月曜と金曜は病院に、水曜はスーパーに自宅からタクシーで行くことができます。 市によりますと、地元の住民らによる運営団体が、一括で予約を受け付け、タクシーを手配する方式は県内で初めてだということです。 実証実験は2025年3月まで行われる予定です。