チームによっては主力級!? 中日の現役ドラフト注目選手(6)“ブレイク候補”も出場機会は
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフト候補になり得る中日ドラゴンズの選手を紹介する。
濱将乃介
投打:右投左打 身長/体重:181cm/81kg 生年月日:2000年5月3日 経歴:東海大甲府高 - 四国・高知 - 日本海・福井 ドラフト:2022年ドラフト5位 確かな成長を見せた濱将乃介も、現役ドラフトの対象となる可能性がありそうだ。 東海大甲府から独立リーグの高知ファイティングドックスに入団した濱。3年間プレーした後、2022年からは福井ネクサスエレファンツで野球を続けた。 バッティングはもちろん走塁面でもアピールを続けた結果、ドラフト5位で中日ドラゴンズから指名を受け、プロ入りを果たした。 独立リーグでのプレー期間が長いだけに、即戦力として期待された濱だが、ルーキーイヤーは足首の故障などもあって一軍出場なし。ファームでは88試合の出場で打率.205、1本塁打、13打点、6盗塁の成績だった。 今季は、内野手から外野手に登録変更。結果的に一軍の舞台には立てなかったが、ファームでは99試合の出場で打率.250、23打点、14盗塁をマーク。大きく成績を向上させた。 しかし、外野のレギュラーには細川成也と岡林勇希が定着。残る1枠をブライト健太や川越誠司などが争うなど、競争率は高い。 内野に目を向けても、村松開人や田中幹也、福永裕基が台頭。徐々に若手野手が成長している状況だ。 濱は覚醒の兆しを見せているが、レギュラー定着には高い壁がある。より一層のアピールが必要となりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部