豊田真由子氏「ペルソナ・ノングラータと言って」政府の外交官追放を評価
元厚労省官僚、元衆議院議員の豊田真由子氏が9日、読売テレビ「あさパラS」に出演。日本が取ったロシア外交官ら8人の追放を「外交上取れる措置の中では最も厳しいもの」と評価。プーチン大統領の戦争犯罪を裁くべきだという動きについても熱弁した。 番組ではロシアのウクライナ侵攻を詳報。ロシアは否定しているが民間人の大量殺害などプーチン大統領の戦争犯罪について、オランダの国際刑事裁判所(ICC)は「信じるに足る根拠があれば逮捕を要請する」としているが、米国もロシアも加盟しておらず、被告人の出廷が必要であることからプーチン氏の処罰は現実的には困難だと報じた。 そんな中で8日には国連人権理事会でロシア追放を採択し、日本でもロシア外交官ら8人の国外追放を発表したと報道。MCのハイヒール・リンゴから「どこまで効果があると思われますか?」と問われた豊田氏は「この国外追放って『ペルソナ・ノングラータ』と言って、外交上取れる措置の中では最も厳しいもの。実際の効果では、うちの国はあんたの国をすごく悪いと思ってんのよって外交上表明するっていう意味がある」と評価した。 プーチン氏逮捕に向けての動きにも触れ「先ほどの逮捕の件でいうと、確かに逮捕はできなくて、それはみんなわかってるんですけど、これ大事なことは実際に何がウクライナで行われたのかっていうことを裁判所が捜査をすることによって明らかにするという意味がある」と熱を込めて説明。 続けて「それによって、プーチンがもし訴追されたとすると、捕まらなくても国際社会はロシアが国際上の重要な戦争犯罪を犯したっていうことを認定したっていうことが広く公になるので、それが世界に対しても、ひいてはロシア国民に対しても意味を持つかもしれないっていうことが効果だと思います」と、大きな意義を持つと語った。