Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

広島・下原県議、現金は「票取りまとめの意味と思った」 河井案里被告公判で証言

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
中国新聞デジタル

 昨年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた河井案里被告(46)=参院広島=の第10回公判が17日、東京地裁であり、検察側の証人として自民党の下原康充広島県議(69)=東広島市=が出廷した。案里被告から50万円を受領したと認め、「票を取りまとめてほしいという意味と思った」と述べた。  下原県議は自身の県議選の投開票日の昨年4月7日午後、選挙事務所に1人で訪ねてきた案里被告から「当選祝い」として、50万円が入った白い封筒を差し出されたと証言。「まだ開票されていないので、受け取れない」と拒むと、「陣中見舞い」と言われたという。  領収書の発行を伝えると「いらない」と軽い口調で言われたため、違法な現金と思い「頂くわけにはいかない」と拒否したが、案里被告は「病気療養中の奥さまのお見舞いに」と重ねて受け取りを求めてきたとした。案里被告が立候補を表明していた7月の参院選に向け、「票の取りまとめの意味があると思った」と述べた。  案里被告は今年8月25日の初公判で「下原さんに現金50万円を渡した記憶はないが、仮に渡したとすれば当選祝いなどです」と強調。買収目的を否定し、無罪を主張している。下原県議は「記憶がなくなることはない」と反論した。  参院選を巡っては、広島選挙区では改選2議席を巡り、自民党新人の案里被告、同党現職の溝手顕正氏、無所属現職の森本真治氏が激戦を展開。案里被告と森本氏が当選し、溝手氏が落選した。  起訴状によると、案里被告は昨年3~6月、元法相で夫の克行被告(57)=衆院広島3区=と共謀して県議ら5人に170万円を渡した疑い。克行被告は昨年3~8月に100人に計2901万円を渡したとして起訴されている。

中国新聞社

【関連記事】