“手ぬぐいボール”で胸の筋肉をほぐし、巻き肩をラクにする。
[力を入れたいとき] 首筋などデリケートな部分をほぐすときは、親指と人差し指で挟むように握る。
両肩から柄をかける方法も。柄の長さ分、ボールが動くから広い範囲をほぐせる。
腰部を上下左右に大きくほぐすには、柄の長さにゆとりをもたせるとよい。
壁によりかかるのが基本
1.まず、お尻を壁につけ、ほぐしたい体の部位にボールをあてる。 2.お尻を壁から離すと、体重がボールと壁にかかり、筋肉やツボに刺激が入る。
右・腰にボールをあて、左右に腰を動かして刺激。連動して下半身も鍛えられる。 左・腰を上下に動かしてもいい。心地よいと感じられる部分を探りながら。
巻き肩|胸の筋肉をほぐせば即効果、背中を緩めればもっとラクに。
【すぐラクに!】 骨盤を前傾させている筋肉の緊張を緩める。 「長時間スマホを見続けたり、パソコン作業を行うなどすると起きやすいのが巻き肩です。同じ姿勢をとり続けることで、肩甲骨につながっている小胸筋と上腕骨につながる大胸筋が固まってしまい、肩甲骨と肩が胸のほうへ引っ張られ、丸くすぼまってしまいます。肩コリや頭痛、猫背の一因にも。つらい状態をすぐに解消するには、小胸筋と大胸筋が交差するあたりをほぐすといいでしょう」 時間があれば、肩甲骨まわりの緊張をとり自律神経を整えるツボ・天宗(てんそう)、膏肓(こうこう)のエリアをボールで刺激したり、背中の大きな筋肉もほぐしておこう。
時間があればやっておきたい
コリや血行を促進する背中のツボを刺激する。 首コリ、肩コリ、背中痛を緩和するツボ、天宗(肩甲骨中央)と膏肓(天宗より背骨寄り)のエリアを刺激。
どちらも首、肩コリに効果があるツボ。膏肓は呼吸を整え、血行促進も期待できる。