網解禁、アユ狙う 富山県内河川
神通川や庄川など富山県内の河川で21日正午、投網やてんから網のアユ漁が解禁された。富山市婦中町鵜坂の神通川では、解禁初日を狙って訪れた愛好者が次々と網を投げ入れた。 【写真】アユを狙い竿を振るう釣り人=高岡市上麻生の庄川 網漁を60年間愛好する富山市手屋の酒井潔さん(83)は「少し水が濁って投網に最高の日となり、初日から形の良いアユが数多く捕れた」と笑顔を見せた。 漁業権が設定されていない早月川や常願寺川などでは資源保護のため、網漁は認められていない。アユ漁は釣り、網漁ともに11月30日まで。10月1~7日は禁漁期間となる。 ●夏至の県内、曇りや雨 砺波など真夏日 二十四節気の一つで、一年で最も昼が長くなる夏至の21日、富山県内は前線や湿った空気の影響で曇り、昼すぎから雨の降るところがあった。最高気温は、砺波市で今年最高の30度を観測したほか、南砺市高宮30・3度、富山市八尾30・1度と、全10観測地点のうち3カ所で30度以上の真夏日、そのほかの7カ所で25度以上の夏日となった。 ●熱中症2人搬送 県内の消防機関によると、富山市の70代男性と小矢部市の80代男性が熱中症の疑いで搬送された。いずれも中等症とみられる。