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苦戦が続くレッドブル・ホンダのアルボン ハミルトンもそのパフォーマンス不足を指摘

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今年レッドブル・ホンダで2年目のF1シーズンに挑戦しているタイ国籍ドライバーのアレクサンダー・アルボンだが、ここまでのところチームメートのマックス・フェルスタッペンとのパフォーマンス差が大きく開いてしまっている。 ●【決勝レース結果】F1第7戦ベルギーGPのタイム差、ピット回数、周回数 先週末にスパ・フランコルシャンで開催されたF1第7戦ベルギーGPで圧倒的な強さを見せて今季5勝目を達成したメルセデスのルイス・ハミルトンはレース後にアルボンのパフォーマンス不足にメルセデスが助けられているところもあると次のように語った。 「みんなは見くびっているようだけど、レッドブルはものすごく強いクルマを持っているよ。残念ながら、2人のドライバーが僕とバルテリ(ボッタス)のような位置にいないね」 今年ミハエル・シューマッハが持つ歴代最多F1ドライバーズタイトル獲得記録7回に並ぶのはほぼ間違いないと考えられているハミルトンは、F1選手権を戦うためには戦略をうまく展開する必要があり、そのためには強力なチームメートの存在が不可欠だと付け加えている。 ベルギーGP決勝でも終盤まで5番手の位置を走行しながら、最終ラップでルノーのエステバン・オコンにオーバーテイクを許して6位で終えたアルボンだが、最近では昨シーズン前半までレッドブルに所属していたピエール・ガスリー(アルファタウリ)と交代させた方がいいのではないかとの声も大きくなってきている。 2019年にトロロッソ(現アルファタウリ)からレッドブルに昇格したフランス人ドライバーのガスリーだが、今年のアルボン同様シーズン前半は思うような結果が出せず苦しい展開が続いていた。そしてレッドブルはシーズン後半にはその年にトロロッソでF1デビューを飾ったばかりのアルボンとガスリーを交代させるという決断をしていた。 しかし、トロロッソに降格されたガスリーはシーズン後半には勢いを取り戻し、運に恵まれたこともあったが波乱の展開となった第20戦ブラジルGP決勝では2位表彰台に上る健闘を見せた。 そのガスリーは今年も好調を維持しており、ここまでの7レースで4回入賞を果たしてチームメートのダニール・クビアトに16ポイント差をつける合計18ポイントを稼ぎ出している。 ベルギーGP決勝でも12番グリッドからただ1人一番硬いハードタイヤでスタートしたガスリーは最終的には8位でフィニッシュ。この走りによりガスリーはファン投票で「ドライバー・オブ・ザ・デー」に選出されている。 しかし、2020年シーズン中にガスリーがレッドブルに復帰する可能性はそれほど大きくはないようだ。 ガスリーについて質問されたレッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)は「彼はアルファタウリで非常にいい仕事をしているよ」と語ったものの、現時点ではガスリーとアルボンを交代させることは考えていないと示唆し、次のように続けた。 「今年彼らはいいクルマを手にしているし、それは我々のものより扱いやすいのかもしれないね。しかし、アレックス(アルボン)は日曜日には素晴らしいんだ。今日も彼はいいレースをしたよ。彼は攻撃するのがうまいし、我々は正しい方向へと進みつつあるよ」 レッドブルとそのジュニアチームであるアルファタウリのドライバープログラム責任者であるヘルムート・マルコもアルボンを擁護している。 「アルボンに対する批判は理解できないよ。ほかのチームメートたちだってマックスに対してすごく苦戦していたんだ」 「私はマックスが彼(アルボン)を限界まで追い込んでいるとは見ていない。だが、彼が自分でそうしようとしているんだ。我々にはいいペアがいると私は思っているよ」 しかし、元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、レッドブルにはアルボンをキープしておく別の理由もあるのだと考えている。 ラルフ・シューマッハは、レッドブル・レーシングとアルファタウリのオーナーである世界的エナジー飲料メーカーの共同オーナーがタイ人であることに言及しながら母国ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に次のように語った。 「レッドブルのオーナーシップ体制のことを忘れるわけにはいかないよ。あそこではタイ人ドライバーがいるのは大歓迎だからね」 そうした中、マルコは新型コロナウイルスの影響により2020年型F1マシンの開発において不安定な要素がいくらかあったのは事実だとし、それがアルボンの現在の不調の原因のひとつになっているのだと考えている。 「モンツァ(今週末に開催される第8戦イタリアGP/9月6日決勝)には新しいフロントウイングを持ち込むことになる」 そう語り、この改良パーツ投入によりアルボンがもっとマシンをうまく操ることができるようになるはずだと示唆したマルコは、さらに今週末のレースから“パーティーモード”と呼ばれるF1エンジンの予選モード使用が禁止されることからそれによってレッドブルとメルセデスの差がもっと縮まるだろうと期待しているようだ。

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