【エルムS】圧倒的に先行有利のコースを味方に 京大競馬研の本命はアイオライト
圧倒的先行有利の札幌ダート1700m
8月7日(日)に札幌競馬場で行われるエルムS。昨年は函館競馬場で行われ、スワーヴアラミスが先行策から押し切った。今年はスワーヴアラミスやオメガレインボーなどの実績馬のみならず、ブラッティーキッドなど勢い十分な上がり馬も集まった。以下では、過去のレース傾向などを踏まえて予想していく。 【エルムステークス 2022予想】1着は上位人気もヒモ荒れ確実! 馬番・枠番データを見逃すな!(SPAIA編) まず2010年以降、札幌ダート1700mで行われた3勝クラス以上のレースにおける4角位置別成績を調べると、4角で5番手以内の馬と6番手以降の馬では成績に大きな違いがあった。前者は【15-17-12-60】勝率14.4%、連対率30.8%、複勝率42.3%と圧倒的な成績を残している。一方後者は【3-1-6-117】と前者と比較すると成績は格段に落ちている。過去18レースでの連対馬36頭のうち、32頭が4角5番手以内というように、4角で前につけられる馬でなければ連に絡むのはかなり厳しい。札幌ダ1700mの直線が264mと短いことが大きな原因だ。 今回出走する馬の中では、ロードエクレール、アイオライト、ウェルドーン、フルデプスリーダーなどが先行勢として挙げられ、反対に差し勢のロードレガリス、オメガレインボー、ヒストリーメイカーなどは高く評価すべきでない。
狙いたい前走連対馬
次に過去10年のエルムSにおける前走着順別成績について調べた。前走1着馬は【5-3-3-15】、前走2着馬は【2-3-2-12】、前走3~5着馬は【1-2-2-25】、前走6着以下馬は【2-2-3-49】となっている。 特筆すべきは前走連対馬の成績だ。前走1着馬は勝率19.2%、連対率30.8%、複勝率42.3%、前走2着馬は勝率10.5%、連対率26.3%、複勝率36.8%と、どちらもかなりの好成績。今回の出走馬の中で前走連対馬はアイオライト、ウェルドーン、ヒストリーメイカー、ブラッティーキッド、フルデプスリーダーが該当する。これらの馬の評価は上げていきたい。