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小室哲哉「ちょっとこのままのんびりしている場合ではない」コロナ禍で芽生えた音楽への想い

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禁酒法の時代に、こっそり営業していたBAR「SPEAKEASY」。2020年の東京の街にも、そんなひそかなBARがありました。月曜から木曜の深夜1時にオープンする“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。 TOKYO FMの番組「TOKYO SPEAKEASY」6月11日(木)のお客様は、小室哲哉さんと古市憲寿さん。小室さんは番組プロデューサーの秋元康さんからの熱烈オファーにより、2年4ヶ月ぶりのメディア出演となりました。

◆“オンラインのなかで生きる曲”

古市:引退会見のときに「もう曲は作れない」みたいなことをおっしゃっていましたね。 小室:本当に思っていたけどね。 古市:でもちょっと離れたことで、逆にまた創作意欲が湧いてきたということなんですか? 小室:創作意欲ともまたちょっと違うかもしれないね。やっぱりこの春の時期に、一気に時代がグーンと進んだような気がしていて。 古市:世界が今すごく変わっていますよね。 小室:「5年後、10年後にこうなるだろう」とか言っていたものが、「来年にはこうなるだろう」みたいなスピードになっているというのもあって。オリンピックやパラリンピックが無事に成功して、それでちょっと日本が落ち着いて、それから考えてみようかなみたいにぼんやり思っていたのね。 それが全部早送りみたいになったので、ちょっと僕の気持ちもガラッと、そこでいろんなことが変わったのかもしれないね。「ちょっとこのままのんびりしている場合ではないな」という。 古市:離れている場合ではなくて、やっぱりクリエイターとして何かしなくちゃ、ということですね。 小室:うん、何か最後に、音楽を……それはJ-POPではないかもしれないし、普通の楽曲ではないかもしれないけど、何かしら残したいなというのは出てきたかもしれないです。 古市:これまで残してきた曲もたくさんあるけれど、新しくこの時代に何か残したいという。 小室:そうね、この時代だね。一言で言っちゃうとオフラインではなくて、“オンラインのなかで生きる曲”みたいなものを、1曲くらい残してみたいかなという気持ちにはなっているかもしれない。 古市:それで最近、曲を作っているんですね。 小室:全然、先が見える話ではないんだけれども、レコーディングをしているのは、やっぱり楽しいなと。 古市:音楽作りの楽しさを今、再発見しているというか。 小室:その通りだね。だから33年ぶりくらいに休んで、締め切りがなくなったというか(笑)。33年間締め切りがあって、しばらくなくてちょっと嬉しかったけど、やっぱり締め切りに追われているほうがいいのかなって。 古市:そうですね。やっぱり走り続けてきた人生だから、締め切りがあったほうが小室さん的には向いているというか。 小室:締め切りがあるほうが、自分を生かしやすいのかもしれないね。

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