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「試合で目指すのは練習の平均」の理由 アーチェリー古川高晴が高校生に届けたエール

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THE ANSWER

「オンラインエール授業」で五輪メダリストが高校生70人に“夢授業”

 5大会連続五輪出場を目指すアーチェリーの古川高晴(近大職)が、8月29日に配信された「オンラインエール授業」に登場した。「インハイ.tv」と全国高体連が「明日へのエールプロジェクト」の一環として展開する企画に登場したトップアーチャーは、インターハイ中止という経験から前を向く全国の高校アーチェリー部を対象に授業を行い、目の前の目標を達成し続ける大切さを説いた。  この「オンラインエール授業」は、インターハイ実施30競技の部活動に励む高校生とトップアスリートらが、「いまとこれから」をオンラインで話し合う企画。これまで、ボクシングの村田諒太、バドミントンの福島由紀と廣田彩花、卓球の水谷隼、サッカーの仲川輝人、佐々木則夫さんらが講師を務め、高校生たちが今、抱く想い、悩みに寄り添いながら、未来に向かって激励してきた。  第26回目の講師は、アーチェリーの古川。2004年アテネ大会以降、4大会連続で五輪に出場。2012年ロンドン大会では個人戦銀メダルを、2018年ジャカルタアジア大会では混合リカーブ団体で金メダルを獲得。36歳の現在も競技を続ける。  授業に参加したのは、全国から集まった約70人の高校生アーチャー。古川は「インターハイ中止による残念な気持ち、なかなか練習ができないもどかしい気持ちをポジティブな気持ちに変えられるよう、質問に答えていきたいと思います」とにこやかに挨拶。早速、自身の高校時代について振り返った。  古川がアーチェリーを始めたのは青森東高入学後。実は弓道を始めたかったが、学校には弓道部がなく「同じ弓だからいいかな」と、アーチェリー部の見学に行った。「弓道部がなくて、すごく残念な気持ちだった」というが、先輩たちの弓を打つ姿を見た瞬間、弓道への想いは吹き飛んだ。「カッコいい! 早く、自分も弓で矢を飛ばしたい! と、それからはアーチェリーばかり。弓道のことはすっかり頭から抜けてしまいました」  ゼロからのスタートとなった高校時代、「自分に一番近いライバル」たちの存在が、発奮剤だったという。「負けず嫌いの僕は、とにかく部活のライバルに負けたくなかった。人よりも練習しないといけないと思っていたので、ライバルが家に帰っても、5分、10分、30分でも多く練習しました」。負ければ悔しくて練習し、勝てばうれしくて練習を重ねた。次第に部内の同級生に勝ち、先輩に勝てるようになり、県のライバルにも勝てるようになった。  そして、迎えた3年秋、ついに国体で優勝。目の前の相手、目の前の大会に勝ちたいという気持ちで続けていたら、いつしか、全国のトップに立っていた。 「負けたくない、本当にその想いだけでやってきた。(負けん気は)落ち着いてきましたが、人よりも努力しよう、という気持ちは今も一緒。1日1日、誰よりも多く練習することを心掛け、続けています」

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